【解説】防衛費増額に賛否(解説 2024-11-08付)
日本財団は18歳意識調査「アメリカ大統領選/国家安全保障」の調査結果を公表した。米国の大統領交代による日米関係として「良い変化があると思う」との回答は25・6%、「悪い変化があると思う」が17・2%。日本の防衛費の増額に関しては、賛成が31・8%、反対が37・1%、「分からない」「無回答」が計31・1%と賛否が分かれた。
調査期間は10月19、20日。全国の17~19歳1000人から回答を得た。
米国大統領選候補者の認知度をみると、共和党のドナルド・トランプ氏が82・0%、民主党のカマラ・ハリス氏が55・1%。
バイデン政権下における日米関係の印象は「良好だった」が46・6%、「良くなかった」が14・0%、「分からない」「無回答」が39・4%だった。
今後の日米関係で重要な取組は「北朝鮮問題への共同対応」が32・6%と最も高く「日本国内の米軍基地問題の解決」「日米間の経済協力の拡大」「安保条約の維持」と続く。サイバーセキュリティーに関する日米協力に関しては7・4%、気候変動対策は6・8%、人権問題は6・4%にとどまった。
国内の米軍基地に関するイメージは「米軍人等による事件・事故が多く危険」が38・1%と最も高い。「他国から日本が攻撃・侵略された時に米軍が守ってくれる」が31・4%のほか「米軍基地があることで他国の攻撃目標となり危険」が13・1%だった。
自衛隊定員割れによる懸念は「災害対応力の低下」「国防力の低下」「現場自衛官の負担」の順に高い。 アジア諸国を中心に集団的自衛権を行使する「アジア版NATO」の設立案に関しては、「必要」が43・7%、「必要でない」が17・1%、「分からない」「無回答」が39・2%だった。
(解説 2024-11-08付)
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