札幌市P協 7年度文教要望概要〈下〉
(札幌市 2024-11-07付)

意見書

▼幼稚園について

▽預かり保育・保育時間の延長を希望する

▽給食の導入を希望する

▽先生の増員を希望する

▼授業・学習について

▽少人数学級について、小中学校の全学年35人学級化など、さらなる推進を希望する

▽スキー学習の経済的負担軽減を希望する。用具については、リサイクルの大幅な拡充や安価なレンタルスキームの構築など、継続してさらなる取組の拡大を希望する

▽体験型学習として地域学習、文化芸術学習、職業体験学習などのさらなる拡充を希望する

▽多様性に配慮した教育の推進を希望する

▽学習用具軽量化について、継続的な対策を希望する

▽GIGAスクール構想と教育DXに向けて教職員の研修強化を希望する

▼教職員について

▽法令に準ずる配置は理解できるが、加配が難しければクラス定員の削減や、授業ボランティア、授業サポーター配置などの対策を講じるよう希望する

▽ICT等の専門教育に関して、英語や音楽同様に専任教師を配置することを希望する

▽教職員の指導力向上が、様々な問題解決にもつながるため、教職員の質の向上に向けた研修強化を希望する

▼特別支援・通級指導教室について

▽専門職の訪問、連携を強化し子どもたちのニーズに合わせた支援を希望する

▽教職員の理解を深めてもらうため、さらなる研修の拡充を希望する

▽遠隔地への通級負担軽減に向け、より多くの通級教室の設置を希望する

▽特別支援に必要な情報の告知とインクルーシブ教育の推進を希望する

▽支援専門スタッフについて

▽各校の学級数・児童数に合わせた学びのサポーター、相談支援パートナーの活動時間の配分・増加を希望する

▽教職員の負担軽減のため、道教委で導入している「教育業務支援員(スクール・サポート・スタッフ)の導入を希望する

▼不登校について

▽校内の別室登校や地域と連携した通いやすいフリースクール、教育センターのない区へのセンターの設置を希望する

▽校内、校外問わず不登校の生徒をサポートする専任チームの設置を希望する

▽不登校の児童生徒が継続して学習できるよう専門スタッフによるリモート授業を希望する

▽不登校時の相談先や学校以外の受け入れ先の選択肢等の情報提供を希望する

▼いじめについて

▽担任教師以外の教師が、いじめ問題に個別に対応できるように人員増加を希望する

▽各区にいじめ問題の専門スタッフの設置を希望する

▽SNSの普及によっていじめの質も変わりつつあるので、ICTを活用したいじめ対策支援の充実を希望する

▽「札幌市いじめの防止等のための基本的な方針」について、パブリックコメントが少ないため、もっと丁寧な情報共有を希望する

▼学校給食について

▽小学校低学年は、準備にも食事にも時間がかかるため、ゆとりある時間の確保を希望する

▽アレルギーの子どもが増えている昨今、アレルギーに対する代替食品、除去食品の拡充を希望する

▽札幌市教育研究協議会などの午前授業の際、小学校・中学校ともに給食の実施を希望する

▼学校設備について

▽災害時の避難所、LGBTQ+、バリアフリー対応などの観点から全てのトイレの洋式化を希望する

▼部活動について

▽生徒がやりたい部活に参加できるように、部活動の種類の確保を希望する

▼その他について

▽熱中症対策として水分補給に加え、スポーツドリンクや塩分タブレットなど塩分補給の提供機会の検討を希望する

▽通学校区の見直しと柔軟な中学校の校区割を希望する

▽利用されていない飼育小屋は、撤去もしくは有効利用の方法などの検討を希望する

▽児童クラブのように、入館証による登下校の通知で保護者に安否が分かるような仕組みの導入を希望する

▽全学校の女子トイレへの生理用品の設置を希望する

(連載終わり)

(札幌市 2024-11-07付)

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