道都市教育長会　秋季定期総会　子の学び保障が課題　８年度文教施策要望案等審議

（関係団体 2024-11-25付）

　【岩見沢発】道都市教育長会（山根直樹会長）は１３日、深川市内のラ・カンパーニュホテル深川で秋季定期総会を開催した。８年度の文教施策に対する要望事項案など三つの議案を審議。８年度の文教施策に対する要望事項案では、学校の冷房設備整備や、部活動の地域移行など事務局案をもとに意見を交わした。

　開会に当たり、山根会長があいさつ。公表された５年度の児童生徒の問題行動・不登校・生徒指導上の諸課題に関する調査結果に触れ「いかに子どもたちの学びを保障するのかが課題となってくる」と指摘。「幅広い知見を生かし、活発な意見を交わして、各種の取組状況など有意義な情報が共有されることを期待する」と述べた。

　祝辞では、田中昌幸深川市長、空知教育局の金田敦史局長が登壇。総会を通じて、教育諸課題の解決に向けた意見交換に期待を寄せた。

　議事では「道都市教育委員会連絡協議会における７年度の各市負担金について」「第７５回全国都市教育長協議会定期総会・研究大会川越大会における各種役割」「８年度の文教施策に対する要望事項案」の三つについて審議した。

　８年度の文教施策に対する要望事項案では①教育行政および教育内容②教育財政③教育施設④社会教育および社会体育・特別支援教育―の四つの研究部会で協議。

　学校における働き方改革の推進、ＧＩＧＡスクール構想の推進に係る支援、不登校児童生徒への支援・施策などの事務局案について、各部会で意見を交わした。

(関係団体 2024-11-25付)