空知校長会　学校経営研　個と向き合う時間と場を　人材育成など組織的対応へ意識醸成　

（関係団体 2024-11-19付）

　【岩見沢発】空知校長会（伊藤聰会長）は１日、岩見沢市民会館文化センターまなみーるで学校経営研究会を開催した。研究協議で、最近の教育情勢や管内先進事例の発表などを通じ、人材育成や授業改革の一層の推進、学校の組織的対応に向けて意識の醸成に努めた。

　学校経営における今日的な課題や実践課題を明らかにし、創意と活力に満ちた信頼される学校経営の推進に向けて職能向上を図ることを目的に実施。会員約９０人が参加した。

　冒頭、伊藤会長があいさつ。「われわれの資質と職能向上を図る重要な研修活動。教育情勢を共有し、課題解決に向けて、先進事例などを学ぶ機会となっている」と述べ「一人ひとりの児童生徒とじっくり向き合う時間と場を生み出し、学びの価値を高めていくことが求められている」と強調。その上で「研究会が各校・管内の諸課題解決に向けての糸口になれば」と期待した。

　来賓あいさつでは、空知教育局の金田敦史局長および管内市町教育委員会教育長会の吉永洋会長が登壇した。

　金田局長は「子どもたちの教育環境や学校経営に当たって大きな改革なくしては維持発展が難しい。研究会を通して課題について向き合い、互いに校長としての力量を高め合って、独自の在り方を見いだしてほしい」、吉永会長は「子どもたちに学校は楽しいところと思えるような取組、学びをアップデートすることが必要で、今、時代の大きな変革期にある。強い決意と戦略をもって学校経営を」とそれぞれ求めた。

　研究協議では、最近の教育情勢について、全道の情勢を道小学校長会の髙原直樹事務局幹事が、管内の情勢を空知校長会の小玉剛事務局長がそれぞれ説明した。

　このあと、管内の先進事例発表を実施。働き方改革推進校の岩見沢市立栗沢小学校と、リーディングＤＸスクール指定校の長沼町立長沼中学校の取組について紹介した。

(関係団体 2024-11-19付)