生成AIで英文添削 授業分科会 士幌中3年英語( 2024-11-25付)
授業分科会では、事前に公開した七つの授業のうち五つの授業について研究・協議した。
このうち、森田明香教諭が指導した士幌中3年生の英語授業「ONE WORLD English Course3 Project3 ディベートをしよう〓」は「スクールAI」「Transable」を活用し、生成AI等を学びのパートナーとした指導を展開した。
森田教諭は本時の目標を「既習事項や生成AI等の学びのパートナーから得たアドバイスを用い、選んだ論題について事実、理由、自分の考えなどを理解し、簡単な語句や文法を用いてまとまりのある文章を書くことができる」と設定した。
授業で生徒はミニディベートとともに、作成した英文の見直し作業を行った。この中で、森田教諭、ALT、辞書、スクールAI等から自分の学びのパートナーを選択。自分の学び方に合った助言者を生徒が選び授業を進行していった。
自分の考えを英語で表現するために、生成AIを含む学びのパートナー等から力を借りて添削し、足りない文法を補うほか、自分が表現したい考えに近づけるため英文原稿を修正していった。
分科会で助言者を務めた十勝教育局義務教育指導班の水野宏美主任指導主事は「これまでの授業実践とICTをベストミックスした令和の日本型学校教育」と高く評価。
また、同じく助言者の鹿追町立瓜幕中学校の渡邊直人校長は「ツールを活用することで自分の考えを英文に落とし込むことができる。先生方はインプットに徹してアウトプットはツールを活用するスタイルがより効果的な授業実践になるという好事例ではないか」と授業を評価した。
( 2024-11-25付)