北竜町　義務教育学校施設整備方針　真竜小と北竜中を統合　図書館など社教施設を一体化

（市町村 2024-11-29付）

　【岩見沢発】北竜町は、１１年度に開校を目指している義務教育学校について施設整備方針をまとめた。真竜小学校と北竜中学校を統合するほか、公民館や図書館、郷土史料館など、学校と社会教育施設を一体化し新設する。建設地は真竜小敷地内で、規模・構造は流動的な要素を残すが、鉄筋コンクリート造２階延べ床面積約５０００平方㍍を想定している。

　真竜小と北竜中は、昭和５０年ごろに建設され、改修を繰り返してきたが、校舎の老朽化が著しい状況に。長寿命化のため施設の大規模改修に多額の経費が見込まれることや、少子化・人口減少等を考慮し、校舎の統合・新設を視野に検討を進めていた。

　また、真竜小の近くには、公民館や体育施設・農村環境改善センターが近接しており「社会教育施設を学校施設と共有することによって、より良い教育環境づくりへとつながるのではないか」と意見が上がり、学校と社会教育施設の一体化を図ることとした。

　概要をみると、新校舎の規模・構造は流動的な要素を残すが鉄筋コンクリート造２階で校舎・サブアリーナを含め延べ床面積約５０００平方㍍。普通教室９室、特別支援教室５室などを配置する。

　また、社会教育施設は図書館・公民館等の施設を統合。規模は約１８００平方㍍となっている。

　今後は、１２月に第５回検討委員会を開催し、基本計画案を取りまとめ、３月に基本計画を策定する。新校舎は９年度に、社会教育施設は１２年度に着工を予定している。１１年度に義務教育学校開校を目指す。

(市町村 2024-11-29付)