当別町教委 6年度全国学力等調査 小学校国語 全国以上 2.3P超 「書くこと」で成果
(市町村 2024-11-26付)

表2-1
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 当別町教委は6年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。小学校国語の平均正答率は70・0%と全国平均を2・3ポイント上回り、特に「書くこと」の領域で大きく上回った。ICT機器を活用して家庭学習に取り組む小学生の割合は前年度と比べ24・2ポイント上昇して37・4%となり、同平均の2倍以上となっている。

 本年度の調査は、町内小学校2校の6年生71人、中学校2校の3年生87人を対象に実施した。

 各教科の領域別の結果は、全国結果を100と設定して町独自に算出。領域別の平均正答率をみると、小学校では国語の2領域3事項と算数の3領域で全国を上回った。特に、国語の「書くこと」の領域では全国を12・3ポイント上回っている。

 一方、中学校では、「我が国の言語文化に関する事項」「話すこと・聞くこと」に課題が見られた。

 児童生徒質問紙調査をみると、テレビゲームが1時間以上の小学生の割合は74・3%と全国平均を10・3ポイント下回ったほか、携帯電話やスマートフォンでのSNS・動画の視聴時間が1時間以上の割合は51・1%と8・4ポイント下回り、適切なスクリーンタイムの定着が見られた一方、朝食の摂取率や就寝時間といった生活習慣に課題が見られた。

 家庭学習について、小学校では全国平均を上回っている項目が多く、授業時間以外にICT機器を1時間以上勉強に使用している児童の割合は37・4%(同平均19・8%)。家庭学習の勉強時間が1時間以上の割合は69・3%(同平均54・6%)と同平均を大きく上回った。

 町教委では、国語科を要に各教科の特質に応じた言語活動の充実に取り組んだことで平均正答率の向上につながったとした。

 授業改善の取組を一層進めるとともに、家庭学習を効果的に行うための調査研究や家庭への啓発に取り組むことが重要と分析している。

(市町村 2024-11-26付)

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