道教委　７年度予算概算要求　歳入・歳出の見直し強化　学力・体力向上、不登校対策等当面の課題に対応

（道・道教委 2024-12-09付）

　道教委は７年度予算概算要求の基本方針を５日の教育委員会で決定した。基本的事項では、歳入・歳出の見直しを一層強化することを基本とし、学力・体力の向上、不登校やいじめ対策、ＩＣＴを活用した教育など当面する諸課題に対応するために必要な予算要求を推進する。

　道は多額の収支不足が見込まれる財政状況を踏まえ、施策や事務事業の徹底した精査・見直し、既存事業の再構築やスクラップ・アンド・ビルドによって歳出を削減・効率化を図るほか、施策間連携や横断的事業の推進、市町村や民間との連携・協働など事業の構築を行う方針を示した。

　道の方針に基づき道教委は、歳入・歳出の見直しを一層強化することを基本としつつ、各般の施策予算、学校教育・児童生徒に直接影響のある経費、施設の維持・保全の経費の確保に取り組む。

　基本的事項では「学力・体力の向上」「いじめ防止・不登校対策」などの継続的課題に対応する経費のほか「ＩＣＴを活用した教育」「学校における働き方改革」「誰もが芸術文化活動に親しめる環境づくり」の予算要求を推進する方向性を明記。

　新たな課題に対処する新規事業では、既存事業との振り替え・統合などによるスクラップ・アンド・ビルドの原則を徹底して廃止・見直しの時限を設定。既存事業に関しても事務事業の必要性・妥当性・優先度など抜本的な見直しを行い、事業内容に応じて時限を設定する。

(道・道教委 2024-12-09付)