情報発信プラットフォーム構築へ 道教委とnoteが協定 道立256校等でアカウント開設(道・道教委 2024-12-06付)
中島教育長(右)と加藤CEO
道教委は4日、あらゆる人の情報発信のサポートをを提供するnote㈱と道立学校の情報発信プラットフォーム構築に関する連携協定を締結した。同社のメディアプラットフォーム「note」を活用し、道立学校等の学びの活動状況や道教委の施策等を効果的・効率的に発信。今後、全道の道立学校256校と道教委がアカウントを開設し、noteの機能を活用することで双方の共創型ウェブメディアの構築を目指す。
連携協定は、教育DXの流れの中で、新しい道立学校の情報発信モデルを構築することが目的。魅力ある教育に関する情報や学校の児童生徒の学びの様子を教育関係者のみならず、児童生徒や保護者、地域社会等に対して積極的に発信するとともに、note上に道内の教育に関する情報を集約することで教育に対する社会の理解促進を図り、学校、家庭、地域のネットワーク構築を目指す。
noteを活用し、全国の都道府県立学校と都道府県教育委員会が情報発信を行う取組は、岩手県、福島県、新潟県に次ぐ4例目。
具体的には、全道の道立高校、中等教育学校、特別支援学校を合わせて256校がnote proのアカウントを開設し、学校ごとに児童生徒の学びの様子を発信。道教委もnoteのアカウントを開設し、各校が更新する記事をまとめるページを作成するとともに、道教委の各施策の発信に努める。
note社では、サービスの無償提供や勉強会の開催などを通して、道教委や各道立学校の情報発信をサポートしていく。
4日に執り行われた協定式には、道教委から中島俊明教育長、note社から加藤貞顕代表取締役CEOがオンラインで出席した。
中島教育長は、道教委や各道立学校において、これまで紙媒体の広報紙やホームページ、X(旧ツイッター)などを活用して、工夫を凝らした広報活動に取り組んできたことを報告。その上で「より有機的に各学校の取組を発信できるこのようなチャンスを与えていただけることは大変喜ばしい。今回の連携協定を機に、各学校と道教委の取組をしっかり情報発信ができるよう取り組んでいきたい」との考えを示した。
加藤CEOは、この取組を通して、離れた地域の学校同士が互いの実践から学び合い、つながることで道内の教育の可能性が広がっていくことに期待。「北海道の魅力ある教育を日本中、世界中と共有できる場を北海道の皆さんと共につくっていきたい」と抱負を語った。
(道・道教委 2024-12-06付)
その他の記事( 道・道教委)
大学3年等対象の特別選考 実施時期の前倒し検討 道教委 道内大学に提案へ
道教委は、大学3年生も受検できる公立学校教員採用選考検査特別検査(教養検査)の実施時期の前倒しを検討している。12月からさらに6ヵ月前倒しすることで、例年6月の本検査と合わせて実施すること...(2024-12-10) 全て読む
子の学びICT機器活用へ道教委 1月10日講演・体験会 現場で役立つアイデア発信
道教委は来年1月10日、札幌視覚支援学校で子どもの学びにICT機器を活用するための講演会・機器体験会を開催する。ソフトバンク㈱と東京大学先端科学技術研究センターが実施する「魔法のプロジェク...(2024-12-10) 全て読む
道教委 7年度予算概算要求 歳入・歳出の見直し強化 学力・体力向上、不登校対策等当面の課題に対応
道教委は7年度予算概算要求の基本方針を5日の教育委員会で決定した。基本的事項では、歳入・歳出の見直しを一層強化することを基本とし、学力・体力の向上、不登校やいじめ対策、ICTを活用した教育...(2024-12-09) 全て読む
新しい学び授業力指定の森町が研修会 子の主体的な学習促進 森小6年算数 端末活用し
【函館発】道教委「新しいかたちの学び授業力向上推進事業」に指定されている森町は11月下旬、森小学校(伊藤明彦校長)で成果普及研修会を開いた。町内外から教育関係者ら約80人が参加。公開した3...(2024-12-09) 全て読む
全国学力等調査北海道版結果⑬釧路 「よく分かる」割合向上へ 端末で授業改善 探究過程充実も
釧路 【分析結果】 ▼小学校 ▽多くの学校で、児童同士がやりとりする場面で、児童一人ひとりに配備されたPC・タブレットなどのICT機器を使用させたことによって、国語の授業はよく分かると...(2024-12-06) 全て読む
道実践的安全教育モデルの上ノ国町 通学路マップ 危険個所を確認 上ノ国小拠点に全町的取組
【函館発】道教委「北海道実践的安全教育モデル構築事業」に指定されている上ノ国町は、上ノ国小学校(=川聖校長)を拠点校に、交通安全に向けた全町的な取組を進めている。2小学校の児童による通学路...(2024-12-06) 全て読む
全国学力等調査北海道版結果⑫十勝 交流場面でICT活用 検証改善サイクル実質化・迅速化
十勝 【分析結果】 ▼小学校 ▽多くの学校において、授業研究や事例研究等、実践的な研修を行ったことによって、国語の授業の内容はよく分かると肯定的に回答した児童の割合が全国および全道を上...(2024-12-05) 全て読む
道フロンティアキッズ成果発表 目指すまちづくりへ提言 6小学校がSDGsの学び披露
道は3日、北海道フロンティアキッズ育成事業成果発表会をオンライン形式で開催した。八雲町立熊石小学校など6校が、SDGsの視点から学んだ地域の魅力や課題解決の方策について発表。目指すまちづく...(2024-12-05) 全て読む
全日制高校等インターンシップ 5年度 5.2P増98・9% 道教委 コロナ禍以前に回復
道教委は5年度における全日制高校・中等教育学校のインターンシップ実施状況をまとめた。インターンシップ実施率は前年度比5・2ポイント増の98・9%で、ほぼコロナ禍以前の割合まで回復。体験的な...(2024-12-05) 全て読む
日ハム・伊藤投手ら招き チャリティーイベント 15日に開催 安平町のスポーツ環境応援 道教委
道教委は、15日午前10時から安平町立早来学園で「あびらスポーツフェス」を開催する。地域スポーツ環境を応援するチャリティーイベントとして開催するもので、参加者の寄付金を地域クラブの活動費と...(2024-12-04) 全て読む