【解説】道内成人式 全市町村で実施
(解説 2024-12-26付)

 1月13日は成人の日。道内では、全179市町村が成人式等の式典の実施を予定している。

 道教委がまとめた「7年成人の日等に関する調査結果(11月1日現在)」によると、道内の18歳の該当者(平成18年1月2日~19年1月1日生)数は、対前年比1737人減の4万1555人。うち札幌市は543人減の1万5482人となっている。

 成人の日等行事の対象年齢は、市町村によって異なり、平成16年4月2日~17年4月1日生まれが対象の地域は171市町村4万4601人、17年4月2日~18年4月1日生まれ対象は8町272人。

 実施期日は、前日の12日が札幌市など137市町村で最も多く、4日が北竜町、初山別村など8町村、3日が由仁町、猿払村など7町村と続く。帰省時期となる8月や5月の大型連休に実施する市町村は新篠津村や黒松内町など11町村。

 参加対象の年齢設定の理由は「学齢期に合わせるため」が129市町村で最多で「18歳に実施すると受験の時期に重なる」「進学・就職から時間を置くことで様々な経験を友人と共有できるから」と続く。また「18歳を対象とすると、地元の旧友と再会する場としての意味合いが失われる」「過去の調査で20歳または21歳で実施することを希望する人が多かった」などの声もあった。

 手指消毒や会場の換気をはじめ、空気清浄機の設置や式典の様子をオンラインで配信するなど、新型コロナウイルス等の感染症対策を予定している自治体も。

 このほか「利用実績がほぼないため、オンライン配信を取りやめた」「式典のほかに茶話会を行う予定で検討」「コロナの分類移行に伴い、従前の手法に戻って実施する」など行事の実施方法等を前年から変更する自治体もあった。

(解説 2024-12-26付)

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