【解説】4年度指定校 SSH中間報告
(解説 2025-01-24付)

 文部科学省は、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)について、4年度指定校の中間評価実施結果を公表した。

 文科省は、国際的な科学技術人材育成を図るため、科学技術、理科・数学教育に関する研究開発を行う高校等をSSHとして指定。理科・数学等に重点を置いたカリキュラム開発や大学等との連携による先進的な理数系教育を進めている。

 中間評価は、指定から3年目の学校について、SSH企画評価会議協力者による研究開発の進捗状況等を評価するもの。4年度に新たに指定した開発型・実践型の47校の評価結果をまとめた。道内では、北見北斗高校と市立札幌開成中等教育学校が該当する。

 最も高評価の「研究開発のねらいの達成が見込まれ、さらなる発展が期待される」の該当校はなかった。

 次ぐ「これまでの努力を継続することで、研究開発のねらいの達成が可能」には7校が該当。「これまでの努力を継続することで、研究開発のねらいの達成がおおむね可能と判断されるものの、併せて取組改善の努力も求められる」には9校が評価を受けた。

 北見北斗高と札幌開成中等を含む29校が「研究開発のねらいを達成するには、助言等を考慮し、一層努力することが必要」と評価。このほか2校が「当初計画の変更等の対応が必要」と評価され「経費の大幅な減額または指定の解除が適当と判断される」との評価はなかった。

 評価の概要をみると、北見北斗高は「生徒発表会等で相互交流を図っている学校を含め、多くの教員が先進校の視察を行って指導方法の改善等に努めている」などと評価。札幌開成中等は「SSHと国際バカロレア(IB)を同時に動かせるように、校内の組織体制が構築されている」などの評価を受けた。

(解説 2025-01-24付)

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