江別市Ｐ連・子ども会育成連絡協　子のためにできることは　アウトメディア講演会開く

（関係団体 2015-09-29付）

江別市Ｐ連などがアウトメディア講演会開く

江別市ＰＴＡ連合会、江別市子ども会育成連絡協議会は九月中旬の二日間、江別市内のコミュティーセンターとえぽあホールでアウトメディア講演会を開催した＝写真＝。ＮＰＯ法人子どもとメディアの古野陽一氏が｢子どものために今できること～なぜ、アウトメディアなのか｣をテーマに講演した。初日は保護者約百三十人が参加。パソコン、携帯電話などが子どもたちにもたらす影響や、スマホ・ネット依存への対応策などについて理解を深めた。

　初日は、市Ｐ連主催で保護者向けに具体的な事例を交えながら講演。二日目は、市子連主催で親子そろって参加し、子どもが飽きずに分かりやすく聞けるように、音や動画を用いて説明した。古野氏が、二日間ともに同様の講演をそれぞれの参加対象者が理解できるように解説した。

　初日、古野氏は｢子どものために今できること～なぜ、アウトメディアなのか｣をテーマに、子どものスマホ依存やネットトラブルなどを解説した。子どもたちがスマホで利用している主なツールとして、ツイッターやＬＩＮＥ、ゲームなどをしていることを紹介。うち、ＬＩＮＥでは、言葉を考えずに送信したことによって、友人との関係性を悪化させるなどの人間関係トラブルが多発していることなどを示した。

　その上で、人間関係トラブルの予防策として、スマホ・ネットの使用目的、使用時間を決めることや、ネット上で友人を怒らせた場合は電話をすることや、実際に会って話すなどの行動が必要とした。

　また、ネット依存の子どもに対する家庭の対応として、①家庭を楽しく居心地の良い場にする②生活の中で楽しめることを始める③適切な治療機関を探す―などを挙げた。

　参加者は、スマホやネットが使い方次第で子どもに悪影響を及ぼすことについて理解を深めた。

(関係団体 2015-09-29付)