２７年度国研教育課程研究指定校―道内分　新たに６校、８分野で指定

（関係団体 2015-10-02付）

　文部科学省国立教育政策研究所は、二十七年度の教育課程研究指定校を決定した。道内では新たに六校、八分野で指定を受け、二年間の研究を進めていく。学習指導要領の指導状況、および、これまでの全国学力・学習状況調査結果から、学習指導要領の趣旨等を実現するための教育課程の編成、指導方法等の工夫改善に関する実践研究。前年度からの継続八校を含めると本年度は延べ十六校が研究指定校となった。

　新規の研究指定校の研究課題はつぎのとおり。

▽社会＝道教育大附属函館中「問題解決的な学習を中核とする単元構成の工夫・改善～単元を貫く学習課題の設定に基づいた指導方法等の工夫・改善」

▽音楽＝道教育大附属札幌中「音楽科における思考力・判断力・表現力の高まりを目指した授業の探究」

▽保健体育＝道教育大附属札幌中「学びの主体者となる生徒の育成～問いを活かす授業の探究」

▽技術・家庭（家庭分野）＝道教育大附属旭川中「よりよい生活を主体的に創造する力の育成」

▽技術・家庭（技術分野）＝道教育大附属旭川中「学習指導要領から観る各教科の本質と役割」

▽伝統文化教育＝松前高校「総合的な学習の時間で行う〝松前の学習〟を軸として各教科・科目等が連携し、地域の伝統文化に関する教育に学校全体で組織的に取り組み、地域の実態に即した教育課程編成および指導方法等の工夫改善に資する実践研究」

▽ＥＳＤ＝石狩市立生振小「地域に根ざした体験活動を基軸とするＥＳＤの探究～北海道の小学校初のユネスコスクールとして、ふるさとでの学びを発信できる子どもの育成を目指して」

▽ＥＳＤ＝斜里高校「世界自然遺産・知床など地域をフィールドとしたＥＳＤ活動の改善・充実および学校の教育活動全体へのＥＳＤの波及～ＥＳＤによる、地域に誇りをもち、地域の持続発展に貢献できる人材の育成」

(関係団体 2015-10-02付)