指定に向けた取組協議　第１回道文化財保護審議会　道教委

（関係団体 2015-10-06付）

第１回道文化財保護審議会

　道文化財保護審議会（会長・臼杵勲札幌学院大学教授）の二十七年度第一回審議会が九月二十五日、道庁赤れんが庁舎で開かれた＝写真＝。道指定文化財の指定に向けた取組について協議を行った。

　同審議会は、道教委の附属機関として、「教育委員会の諮問に応じて文化財の保存や活用に関する重要事項について調査・協議し、これらの事項に関して教育委員会に建議する」ことを目的に設置。

　委員十二人が出席した本年度第一回審議会では、冒頭、道教委の成田直彦生涯学習推進局長があいさつ。文化財の保存・活用の対応方向として、「①文化財の調査・保存・活用の推進②アイヌ民俗文化財の調査・保存伝承活動の推進③世界遺産登録に向けた取組の推進④文化財に親しむ機会の提供と情報発信―の四つの取組を推進している」と説明。審議会の設置目的にふれながら、協議においてきたんのない意見を求めた。

　このあと、事務局を務める文化財・博物館課の担当者が、国登録有形文化財（予定含む）である「旭川市市民活動交流センター市民活動支援棟（旧国鉄旭川車両センター木機乾燥場）」など四つの建造物の概要、道指定有形文化財「北海道家庭学校礼拝堂」の指定理由、国登録有形文化財「沼田家住宅旧りんご倉庫」の登録抹消などについて報告。

　引き続き、道指定文化財の指定に向けた取組について協議した。

(関係団体 2015-10-06付)