66団体が現状に課題 27年度子ども会活動アンケート(関係団体 2015-10-13付)
二十七年度子ども会活動に関するアンケート調査の結果がまとまった。調査は、一般社団法人道子ども会育成連合会(道子連)に加盟する百三十九団体を対象に行い、七十二団体が回答。うち、九三%に当たる六十六団体が、現在の運営に課題を抱えていることが明らかになった。
調査は、二十七年度道地域子ども会育成研究協議会士別大会の開催に当たり、大会を主管する士別市子ども会育成連絡協議会が実施したもの。今後の子ども会活動の参考とするため、一般社団法人道子ども会育成連合会に加盟する百三十九団体を対象に、六~七月に実施したもの。五一・七%に当たる七十二団体から回答が寄せられた。
調査結果では、九三%に当たる六十六団体が現在の運営に課題を抱えていることが明らかになった。その理由として、子どもの減少や役員の選出などが挙がっている。
結果を受けて、士別市子ども会育成連絡協議会では「子どもの参加率の低下や役員の選出、指導者の確保、子ども会活動への無関心が課題となっている」と分析。「今後に向けて学校や地域との連携を一層強めるとともに、将来に向けて単位子ども会との結び付きを検討する必要がある」と指摘している。
アンケート結果はつぎのとおり。
▼各子連の概要について
▽子連の総事業費
・一〇万円未満=三%
・一〇~五〇万円=三二%
・五〇~一〇〇万円=三三%
・一〇〇~一五〇万円=二一%
・一五〇~二〇〇万円=五%
・二〇〇~三〇〇万円=一%
・三〇〇万円以上=五%
▽自治体からの助成額
・一〇万円未満=二二%
・一〇~五〇万円=四四%
・五〇~一〇〇万円=二五%
・一〇〇~一五〇万円=三%
・一五〇~二〇〇万円=一%
・二〇〇~三〇〇万円=一%
・三〇〇万円以上=三%
▽子連の事務局所在地
・自治体=八六%
・個人=一四%
▼各子連の運営状況について
▽現在の運営での問題はあるか
・問題ない=七%
・問題あり=九三%
▽問題ある場合、具体的には?
・子どもの減少=二七%
・役員選出=一六%
・子どもの参加率の減少=一六%
・スポーツ少年団や塾等による子ども会離れ=一二%
・活動のマンネリ化=一一%
・単位子ども会への加入率の低下=八%
・運営費=三%
・その他=六%
▽単独あるいはほかの市町村の子連と連携し、子ども会リーダー養成研修会を開催しているか
・している=五四%
・していない=四六%
▽開催している場合、ほかの子連との連携(複数回答可)
・単独開催=五七%
・連携開催=五〇%
▼子連における単位子ども会との連携について
▽単位子ども会と連携している
・している=四〇%
・していない=六〇%
▽連携している場合はどのようなことを行っているか(複数回答可)
・事業の取組=五五%
・事業の計画検討=三五%
・会員の拡大=五%
▽単位子ども会に支援しているか
・している=七九%
・していない=二一%
▽支援している場合、どのようなことを支援しているか(複数回答可)
・活動費=四二%
・情報提供=三八%
・人的協力=一二%
▽単位子ども会の活動で特徴的なものはあるか
・ある=二四%
・ない=七六%
▽少子化が進む中、単位子ども会の統合や再編などを行っているか
・いる=二七%
・いない=七三%
▼子ども会の役割について
▽子ども会の必要な理由
・自主性と創造性を育む=二七%
・交流を深め、仲間を増やす=二三%
・集団生活のマナーを身に付ける=二三%
・リーダー性を育成=一六%
・大人とのかかわり方を学ぶ=八%
▽子連主催事業に、単位子ども会から参加する子どもはいるか
・いる=七四%
・いない=二六%
▽参加してない場合、どれから参加するか(複数回答可)
・個人での参加=七〇%
・学校の推薦=二一%
・その他=九%
▽子連や単位子ども会の活動を地域や保護者に周知しているか
・している=七一%
・していない=二九%
▽子連や単位子ども会は、学校や地域と連携しているか
・している=七二%
・していない=二八%
▼子どもに魅力ある子連の活動について
▽魅力ある活動とは、どのようなことか
・大人と一体になり企画運営する=五四%
・自主性による事業展開=三六%
・子どもの意見を取り入れ大人が事業展開=七%
・その他=三%
▽子ども会活動に対し、一般の保護者の意見はあるか
・ある=一三%
・ない=八七%
▽保護者から出された意見が子ども会活動に反映されているか
・されている=五八%
・されていない=四一%
(関係団体 2015-10-13付)
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