札幌市学校体育研究連盟が研究大会　好きになる体育活動創造　分科会などで授業の在り方検討

（関係団体 2015-10-14付）

札幌市学校体育研究連盟が研究大会

　札幌市学校体育研究連盟（渡辺元委員長）は九日、札幌市立二条小学校で第二十六回研究大会を開催した＝写真＝。六年生の授業を公開したほか、子どもの自信につながるかかわりと評価、個々の課題解決の場を明確にした学習過程など、研究の成果を報告。渡辺委員長は「たくさんの“きらり”をみつけ出す実りの多い授業検討会としたい」と述べた。

　研究主題を「伸びて、分かって、好きになる体育活動の創造～評価から考える体育活動」と設定。①子どもの自信につながる教師のかかわりと評価②誰もが楽しい教材化③個々の課題解決の場を明確にした学習過程―の三点を研究の視点に研究活動を推進してきた。

　研究大会では、授業公開のあと、開会式で渡辺委員長があいさつ。同連盟の歴史や目的、これまで実践を積み重ねてきたことにふれ、「皆さんとたくさんの“きらり”をみつけ出す、実りの多い授業検討会としたい」と述べたほか、二十八年度に予定されている第五十三回道学校体育研究大会札幌大会に向けた大きな一歩となるよう呼びかけた。

　続いて、分科会では小学校五～六年生ブロックの研究について大牧眞一ブロック運営委員長が報告。研究討議では道教育大附属札幌小学校の岩田悟教諭が「二条小の六年生の姿からスタート」「バスケットボールの楽しさ」「ゴール型の方向性を据えて」を踏まえた授業づくりを行ったことを説明したほか、「伸びて、分かって、好きになる体育活動の創造」に向けて意見を交換した。

(関係団体 2015-10-14付)