道教育大附属旭川小3年計画2年次の研究概要 学び合う意識高める学習を(学校 2015-08-24付)
【旭川発】道教育大学附属旭川小学校(岡田みゆき校長)は、二十六年度から三年計画で「自ら学び、考え、行動する子どもを育てる教育活動の創造」を主題に研究を進めている。二年次に当たる本年度は「学び合う意識を高める学習づくり」を副主題に掲げ、各教科で目指す子どもの姿の実現を図った。
研究概要はつぎのとおり。
◆研究主題=自ら学び、考え、行動する子どもを育てる教育活動の創造―個人の自立と協働をうながす協同型・双方向型の問題解決の在り方
【主な研究内容】
▼目指す子どもの姿=課題や問題に高い意欲をもって臨み、解決に導くために必要なもの・ことを自ら考えたり探したり選択したりする学びの中で、様々な人の協力を得ながら自分なりに課題や問題を解決していく「自ら学び、考え、行動する子ども」
▼指導内容
指導者が教えたいことと、児童が学びたいことのギャップを把握するととともに、教師の教えたいことを児童の学びたいことに転化する必要がある。
また、指導する内容と学習活動を関連させ、児童に付けたい力の明確化を図る。
▽指導内容充実の視点
・主体的に学ぶ児童の姿の具体化
・児童の豊かな発想に着目した実態調査
・児童が主体的に取り組むことができる学習活動と手立ての具体化
・学習活動と指導内容(指導事項)の関連の明確化
・児童が見通しをもって学習を進めることができる単元構成
▼指導方法
既習の知識や技能を生かすことはもちろん、児童自らが目的をもってテクノロジーを活用したり、獲得した知識や情報を目的に応じて活用したりすることを目指す。
「一人ひとりが自分の課題や問題を解決するための学び合い」のために必要な、学び合いへの目的意識やその方法、学び合いそのものへの児童の参画意識を高めることを重視する。
▽指導方法改善の視点
・児童の思考と判断の連続による情報収集や、知識、技能の獲得とそれらの選択および活用場面の保障
・目的と方法、意義を共有する学び合いの実現
・見通しと振り返りの充実による自己学習力の育成
・成長を実感させる教師の働きかけ
【二年次の研究計画】
単元・題材の学習において児童が考え判断し、学び合う場面を位置付けるための手立てを具体化した。学び合う場面を単元や題材、活動に位置付けるために、学習内容や活動内容を吟味する、児童一人の考えで解決することができるという意図的な学習内容や活動内容を設定する。
そして、学び合う目的を明確にし、みんなで解決することへの意識を高めるために、学び合う方法を工夫する。どのような学び合いをすることが、課題解決へ向けて効果的なのか各教科・領域の特性を生かし研究を進める。
【国語】
▼主題=進んで知識や技能を活用する言語活動を通して、言葉の力を高める国語科の学習
▼二年次の研究成果
▽付けたい知識や技能を明らかにするために、指導事項を二学年のまとまりから見直すとともに、指導事項を言語活動に応じて付けたい知識や技能として具体化した。単元で付けたい知識や技能が焦点化され、単元の目標を具体的に設定することができた
▽知識や技能の大切さを実感したり、活用の仕方についての理解を深めたりすることができるように、交流のさせ方を工夫した。ほかのグループの友達と話し合ったことを自分のグループで報告し合うなどの手立てを取ることで、一人ひとりの児童が友達の言語活動を主体的に分析することができ、知識や技能について理解を深めることができた
▽自己評価を学習前と学習後を比較しながら書かせたことは、自分の成長を実感させるために有効だった。学習前後の言語活動の変容等から、知識や技能が身に付いたことを時間し、つぎの活動への意欲をもつことができた
▼今後の課題
▽発達段階に応じた単元構成の工夫について、実践検証を積み重ねていく必要がある
▽知識や技能を身に付けることが、言葉の力を高めることに結び付いているのかどうかを確認し続ける必要がある。そのために、身に付けた知識や技能が、今後の学習や実生活、他教科・他領域で活用されているのかどうかを見通し、付けたい知識や技能の設定の仕方や習得のさせ方について改善を加えていくべき
【社会】
▼主題=社会的事象を公正に判断することで、社会的な見方や考え方を養う社会科の学習
▼二年次の研究成果
▽単元構造図を作成する上で、単元で身に付く知識を整理した図を追加したことは有効だった。単元で養う社会的な見方や考え方と身に付けさせたい知識を明らかにするとともに、どの時間にどんな知識を身に付けさせるのか整理することで、指導内容を明らかにできた
▽学び合いの効果を高めるために、「一時間の変容が分かる学習活動の工夫」「自分ごととしてとらえる体験的な活動の工夫」を図ったことは有効だった。授業のはじめと終わりに同じ学習活動を設定することで、児童自ら思考の変容を自覚できたほか、教師が児童の思考を効果的に見取ることができた
▽自己評価の工夫として、一単位時間の振り返りの記述内容を、「なぜなら」「つまり」「例えば」のキーワードを活用させ、形式かを図ったことは、児童の思考を表出させることに効果があった
▼今後の課題
▽「社会的事象の意味を追究する時間」と「社会的事象の吟味・一般化を図る時間」の前に位置付けた調べる時間で、事実追究した内容を分析したり、意味追究した内容を整理したりするなど、それぞれの時間でどのような学習活動を位置付けるべきか吟味すべき
▽教師の意図的な指名のもとでの学び合いの効果的な展開のため、児童の思考の流れについて、「発言」をイメージしながら細案を作成していく必要がある
【算数】
▼主題=学び合いの質を高め、算数を活用し生み出す力を育てる算数科の学習
▼二年次の研究成果
▽多様な考えを生み出す問題の工夫によって、自分の考えだけで問題を解決するのではなく、友達はどう考えたのか、答えが同じなのになぜ考え方が違うのかという疑問から学び合う必要感を生むことができた。算数に対する児童の構えを、「たくさんの考えから大切なことを見いだそう」というものへと変容させ、より数学的に考える力や考えようとする姿勢を身に付けることができた
▽課題を焦点化したことによって、引き出した児童の気づきや問いから学び合いの方向性が共有化され、本時のねらいを達成する集団解決を展開できた。
▽本時のまとめを活用した自己評価によって、児童自身が成果を実感したり、自らの学びを補完したりすることができた。また、児童のまとめが、本時の目標の達成度を教師が見取る一つの手立てとなった
▼今後の課題
▽多くの考えや情報量によって児童の処理範囲をこえることもあるため、板書や半具体物等を用いて、情報を整理していく必要がある
▽児童の言葉によって課題を焦点化する必要がある。教師からの問い返し等の働きかけをできる限り減らし、児童の自然な思考の流れを大切にした学習展開に課題の焦点化を位置付けるべき
【理科】
▼主題=自然・科学・生活を結び付け、自分ごとの問題解決を図る理科の学習
▼二年次の研究成果
▽児童の科学的思考を促すデータを得るために、実験器具を工夫したことは有効だった。結果の違いが明らかになり、疑問を抱いたりその原因を考えたりする児童の姿がみられた
▽児童の予想と違ったりグループ間で異なったりする実験結果が出るようにしたことによって、児童の交流の必要性が生まれた。その際、自分の予想等を見直すことから、批判的思考が働くきっかけとなった
▽単元の学習内容にかかわる児童の実態について、時間をかけずにポイントを絞ってとらえることができた。また、調査問題とつぎの振り返りを一体化させたポートフォリオを使用したことで、教師が児童の変容を見取りやすくなるとともに、児童も自身の変容を感じることができた
▼今後の課題
▽実験結果が必ずしも児童の予想と違ったりグループ間で異なったりしない場合、どのように批判的思考をさせていくのか考える必要がある。また、児童の思考の流れに合わせ、交流の形態や場を柔軟に設定していくことが必要である
▽理科で担う批判的思考や、児童の姿を明確にするとともに、単元の構成とのかかわりを明らかにしていく必要がある
【生活】
▼主題=体験活動と表現活動が相互に作用することによって、新たな体験活動を自分で生み出す生活科の学習
▼二年次の研究成果
▽旭山動物園と連携を図り、教室内でモルモットの飼育活動を設定したことで、小動物にも生命があり成長していることへの気づきや、親しみの気持ちを育てることができた
▽児童の気づきを生き生きと表現させるために、身近な旭山動物園と連携を図った体験活動と表現活動を行ってきた
▽誰でも簡単に記入できるカードの作成や伝える場を設定したことで、一人では気づかなかったことや、気づいていても表出できなかったことに気づくことができた。一人ひとりの気づきをつなげることで、モルモットの特徴について、気づきの質が高まるのを見取ることができた
▼今後の課題
▽外部の人材と連携を図ることで、気づきの質を広げ、新たな活動を生み出す
▽児童が気づきを共有するため、効果的なICT機器の活用や交流方法を工夫することで、協同的に学ぶことの良さを実感させる
【音楽】
▼主題=音楽活動の基礎的な能力を高め、音楽のとらえ方を広げていくことで豊かな表現力を育む音楽科の学習
▼二年次の研究成果
▽ワークシートや学習カード、質問紙のほかに、読譜をする場面やリズム遊びなどの常時活動で演奏技能を見取る機会を増やすようにした。個々の実態がより細やかに把握でき、題材で身に付けさせたい内容を具体的に設定できた
▽グルーピングとグループ活動の設定を工夫した。安心して気持ちを伝えることができる仲間とグループを構成するようにしたことで、自分の思いや考えを、演奏や言葉で積極的に伝え合って音楽表現を高めていくことができた
▽互いの演奏を聴き合う活動を効果的に取り入れた。自分たちの演奏との違いや気づきを交流させることで、友達の表現の良さを感じ取り、自分の演奏に生かそうとするなど、主体的に聴く力が育ってきた
▼今後の課題
▽自分が感じ取ったことやできるようになったことだけではなく、友達との交流や一緒につくり上げた音楽から感じたことを、自分の音楽に生かそうとしたり、つぎの音楽活動への意欲を高めたりできる振り返りを充実させていく
▽全題材で表現と鑑賞を関連させた学習を進めているが、各題材における関連が不十分なため、改善する
【図画工作】
▼主題=感性を働かせ、自己を表現し、伝え合う図画工作科の学習
▼二年次の研究成果
▽「技づくり」の活動は、表現する内容のほかに、表現の仕方に意識を向けることができた。制作中に、どんな表現の方法が適切かを調べるために、教室に掲示した「技づくり資料」を参考にする児童の姿がみられた。画材を使って描くことを意識する児童が増え、どの作品にも表現上の工夫の跡がみられるようになった
▽試しの時間や見合う活動は、制作者本人だけでなく他者の見る力を広げることにつながった
▽学び合うことを主眼として、「技づくり」や試しの時間、見合う活動を総合的に踏まえた指導計画を立て、たことで、児童の造形的な能力が高まった
▼今後の課題
▽工夫したが伝わらない等で思考が止まる児童に対しての具体的な方策を検討する必要がある
▽スピーチ活動や絵日記のような、日常のささいなことにも心を動かすことができるような活動を継続する
【家庭】
▼主題=必要感のある実践的・体験的な活動を通して、未来を創り出す実践的な態度を育てる家庭科の学習
▼二年次の研究成果
▽問題解決的な学習の過程に、収集した情報や解決方法を検討する場面を位置付けることで、解決への見通しをもつとともに、批判的思考を働かせながらより良い解決方法の検討をすることができた
▽必要感のある実践的・体験的な活動を充実させることで、一人ひとりが目的式をもって、実際の家庭生活と関連させながら学習に取り組むことができた
▽実践的・体験的な活動を通して分かったことや考えたことを、言葉や図表を用いて的確にまとめることで、批判的思考を働かせながら解決方法の検討をすることができた
▼今後の課題
▽批判的思考を働かせて、最適な解決方法を検討する良さを児童と共有し、選択した解決方法を実際の家庭生活に生かすための手立てを工夫する必要がある
▽実践的・体験的な活動の時間を十分に確保した上で、分かったことや考えたことを、言葉や図表にまとめる作業に取り組ませる必要がある
【体育】
▼主題=運動の楽しさや喜びを味わい、運動を豊かに実践する力を高める体育科の学習
▼二年次の研究成果
▽児童の実態や運動の特性、思考する場面を明らかにしながら、教材を設定することで、児童に身に付けさせたい力を明確化できた
▽教具を工夫し、自分たちの動きや作戦を見えるようにすることで、児童一人ひとりがもつ動きのイメージを共有化することができ、「作戦を立ててゲームをすると楽しい」という実感をもたせることができた
▽体育ノートを活用し、自己評価を工夫することは、児童の学びを実感させ、次時への意欲を高めるために有効だった。また、チームの仲間からのコメントを記入させることで、自分では気づかなかった動きの良さに気づくことができたり、仲間とのつながりを実感することができたりした
▼今後の課題
▽児童の実態や、運動の特性に合わせ、単元の内容を吟味していく必要がある。どこまでの力を身に付けさせるのか、ゲームはどんなルールにするのかなど、より明確にしていくべき
▽ほかの単元ではどのような教具が有効なのか、運動の特性に合わせ吟味したり、開発したりする必要がある。また、ipadの活用方法を工夫していく必要がある
【英語】
▼主題=英語で話す体験を積み重ね、積極的にコミュニケーションを図る英語科の学習
▼二年次の研究成果
▽授業の開始時において、これまで身に付けた表現や日常生活の中で、よく使用する英語を使ってあいさつをしたことは、児童が英語に親しんだり、技能の定着を図ったりするために有効だった。また、授業の前半において、語彙や表現をどんな場面で、どのように使うか、練習の仕方を工夫したことは、技能の定着を図るために効果があった
▽授業の後半に取り組む児童同士のコミュニケーション活動において、活動形態の工夫を図ることは、児童がより多くの友達とかかわることができ、技能の定着を図るために有効だった
▽リズムに合わせて歌いながら、アルファベットと発音の関係を身に付けるフォニックスチャンツや、イラストとともに文字を提示したことは、小学校段階から文字に慣れ親しむことができ、読むことや書くことへの意欲を高めるために有効だった。特に、六年生については、中学校への円滑な接続を図ることができた
▼今後の課題
▽中学校との接続を意識した継続的なカリキュラム開発と修正をしていく必要がある。また、小学校の発達段階に合わせたCan―do―listの作成が必要である
▽小学校英語の段階で、読むことや書くことを含めた技能をどこまで意識して取り組んでいくのか吟味する必要がある
【道徳教育】
▼主題=より良い生き方についての考えを深め、日常生活に結び付く道徳性を育む道徳教育
▼二年次の研究成果
▽日常生活と道徳の時間をつなぐ構想図の作成を大切にしたことで、道徳の時間と事前・事後の活動が効果的に関連付き、児童の意識の流れに沿った学習内容を計画していくことができた
▽児童の発達段階に合わせて、比較などの方法から心情や行為を丁寧にとらえさせたり、価値に直結する学習テーマに合わせた発問をしたりすることで、押さえたい道徳的価値を理解させていくことができた
▽意欲化の場面で、動作化などの簡単な実践場面を設定した、価値の主体的自覚の場面で自覚した思いを、言葉だけで終わるのではなく全員に行動として体験させることは、日常の実践につなげていくための活動として、有効な手立てだった
▼今後の課題
▽『私たちの道徳』を家庭と連携して活用していくことを目指し、研究を進める必要がある
▽教科化の動きに合わせ、評価の方法を探っていく必要がある。道徳ノートの取組を活用して、教師が見取った児童の日常の良い実践や姿を、児童のノートにコメントとして残すなど、児童の道徳性の成長を見取り把握していく方法について研究する
【総合的な学習の時間】
▼主題=学びの有用性を実感し、より良く生きようとする力を高めるチャレンジ学習
▼研究の成果
▽中学校を訪問するなど、附属学校という本校の特色を生かした体験活動を工夫することによって、児童の学習への興味・関心を高め、
自分の進路や将来像を具体的に思い描く一助となった
▽思考ツールを用いた学習活動を取り入れることによって、児童が得た情報から自分の考えを焦点化させたり、多面的にとらえたりすることができた
▽ワークシートの蓄積は、児童の思考の流れを見取る際に役立った。また、毎時間単元の目標に立ち返る自己評価をすることによって、働くことに対する意識の変容を見取ることができた
▼今後の課題
▽発達段階に応じて、思考ツールの型や数を精選する必要がある。また、児童が思考ツールの良さを学習に生かすことができるようにするため、他教科・他領域においても積極的に活用することが大切である
▽思考ツールが目的化しないよう、学習の意義やねらいを明確にし、その上で思考ツールの活用を考える必要がある
【特別活動】
▼主題=目的や願いをもって活動し、自主的・実践的な集団を志向する児童をはぐくむ特別活動の展開
▼二年次の研究成果
▽問題意識をもつ(Standing)場面を重視した上で、PDCAサイクルを意識し、相談ボードを活用した事前の活動に取り組んだ。話し合う事柄に対する問題意識が高まった
▽本時の活動において、導入でキーワードについての自由な話し合いの場を設定することで、その後の活動の意図や目的の明確化や共有化につながった
▽自分の取り組み方について振り返る自己評価シートの蓄積によって、協同的に話し合おうとする態度を育てることができた
▼今後の課題
▽各活動における学年段階に応じた具体的な児童像を設定する必要がある
▽低学年では、相談ボードを効果的に使用することができたが、高学年で効果を検証できなかった、議題についても事前に、気軽に話すことができる状況をつくるための「みんなのポスト」の使い方についても検討が必要である
(学校 2015-08-24付)
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