札幌開成中等教育学校が学校説明会　学びの連続性など強調　１２００人参加し耳傾け

（学校 2015-08-20付）

市立札幌開成中等教育学校が説明会

　札幌市立開成中等教育学校（相沢克明校長）は八日、同校で新入生学校説明会および校舎見学会を開催した＝写真＝。入学希望の小学校六年生とその保護者合わせて約一千二百人が参加。学校概要や入学者選考の流れを説明した。

　冒頭、相沢校長があいさつ。課題探究的な学習をキーワードとして、同校が目指す学びにふれ、学校教育目標の「わたし、アナタ、ｍｉｎ―ｎａ　そのすがたがうれしい」を説明し、「学校教育目標に共感できるか」と問いかけた。高校入試がない、六年間を通した学びの連続性が同校の最大の特徴であることに言及し、「高校入試をあきらめられるか」と述べた。

　また、現中学一年生から適用になる新たな大学入試制度に言及し、「この改革の未来を信じるか」と問い、「この開成中等教育学校という船で、私たちとともに未来の希望に向けた航海へ！」と呼びかけた。

　続いて、西村里史教諭が国際バカロレアの教育プログラムを説明。教師が中心ではなく、生徒が主体となって学ぶ課題探究的な学習など特色を紹介したほか、一～四年生のＭＹＰプログラムや五・六年生で導入予定の日本語ＤＰプログラムの教育内容を示した。

　このあと、秦万寿雄教諭が学校生活の様子を紹介したほか、小林直人教頭が入選の流れを説明した。

　出願受付は十一月十六～二十日までで、郵送のみで受け付ける。当日の消印まで有効。一次検査は平成二十八年一月十三日に適性検査を行うほか、二次検査は一月二十三日に個人面接を実施し、入学候補者を選考する。

　一月三十日には男女別で入学候補者を対象とした公開抽選を行う。

(学校 2015-08-20付)