広尾町が総合教育会議初会合 教育大綱の内容固める 豊かな心育み、文化高めるまちへ(市町村 2015-08-27付)
広尾町総合教育会議
【帯広発】広尾町は十七日、同町コミュニティセンターで総合教育会議の初会合を開いた=写真=。村瀨優町長、中村孝夫教育委員長、笹原博教育長ら六人が出席し、「広尾町生涯学習推進計画」と「第五次まちづくり推進総合計画」を基盤とした教育大綱の内容を固めた。基本目標に「豊かな心を育み文化を高めるまちづくり」を掲げ、町全体で教育を推進していく方針を定めた。
初会合には、村瀨町長、中村委員長、笹原教育長をはじめとする構成員六人が出席した。
会議の冒頭、村瀨町長があいさつに立ち、「同会議を通して、行政と教育委員会がそれぞれの意思疎通を図り、引き続き本町の教育行政を進めていきたい」と呼びかけた。
続いて、事務局が同会議の設置要綱や運営方針などについて説明したあと、「広尾町生涯学習推進計画」と「第五次まちづくり推進総合計画」を基盤とした教育大綱を審議した。
基本目標に「豊かな心を育み文化を高めるまちづくり」を掲げた。基本方針には、「社会で生き抜く力を育てる」「生涯学びゆとりを育む」の二つの柱を設定。町全体の教育を推進していく方針を定めた。
このあと、町内の小中学校施設の耐震化の状況について報告し、耐震化を一層充実させることを確認した。
おわりに、村瀨町長は「今後も行政と町教委の連携を密にしながら、町の教育を推進していく」とし、「引き続き、町の教育の充実に向けて尽力してほしい」と呼びかけた。
教育大綱の概要はつぎのとおり。
【基本目標】
▼豊かな心を育み文化を高めるまちづくり
▽将来を担う子どもたちが、社会で生き抜く力を身に付け、思いやりの心や責任感を育むことができるよう、学校、家庭、地域が連携し、子どもたちを守り育てる
▽生涯を通じて学び続けることができる環境を整備し、誰もが心身ともに健康で生き生きと暮らせる環境をつくる
▽教育、文化、スポーツの振興によって豊かな心を育み、学習の成果が地域に生かされ、社会の発展に貢献できる人づくりを目指す
【基本方針】
▼社会で生き抜く力を育てる
▽新しい知識、情報、技術に対応し、心豊かでたくましい子どもの育成を目指す
▽自然体験や表現活動などを中心に、学びの原点である幼児教育の充実を目指す
▽「確かな学力」「思いやりの心」「健やかな体力」を養い、子どもたちが社会で生き抜く力を育てる
▽安全で安心できる学校施設の整備と学習環境の充実を図る
▽中高一貫教育をはじめとする特色ある学校づくりを目指す
▼生涯を学びゆとりを育む
▽学校・家庭・地域が連携して青少年の健全育成に取り組むとともに、家庭教育の向上を目指す
▽生涯学習情報の提供に努め、経験や技能を活用した世代間交流の展開を目指す
▽芸術鑑賞の機会を提供し、自発的な文化活動を促進する
▽地域の特色ある文化財・郷土芸能を保存・伝承し、創造性豊かなまちとしての魅力向上を目指す
▽誰もが気軽にスポーツを楽しみ、心身ともに健康に生き生きと暮らせる環境づくりを目指す
(市町村 2015-08-27付)
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