道・道教委の連携促進　テーマごとに連携チーム　サポート担当の会議も設置

（道・道教委 2015-08-28付）

　道・道教委は、両者の連携を促進し、具体的なプロジェクトを着実に進めるため、「地域における学校づくり」などの個別テーマごとに「連携チーム」を設置。併せて、連携チームの設置支援等を行う「知事部局・教育委員会連携促進会議」を設けることを決め、設置要綱を定めた。二十七年度第二回北海道総合教育会議で報告された。

　第一回会議の協議で、知事部局と教育委員会の一層の連携促進の必要性が挙げられたことを踏まえ、高橋はるみ知事が庁議で幹部職員に問題提起。それを受け、個別のテーマを決めて、できることから連携して取り組んでいくとの考えから、「連携チーム」などの設置要綱を八月二十四日付で決定・施行した。

　設置要綱では、知事部局と教育委員会との連携をこれまで以上に促進し、相互に連携を必要とする個別具体的なプロジェクトを着実に進めるため、個別テーマごとに「連携チーム」を設置すること、また、各「連携チーム」の設置支援や総合調整等を行うため、「知事部局・教育委員会連携促進会議」を設置することを定めた。

　「連携チーム」は、知事部局と教育委員会の各課が所管施策・事業について、相互に連携を図る必要があると判断した際、協議、合意を経て設置。実務を行うための組織と位置付け、原則、連携する事務を担当する主幹、主査で構成する。

　当面、「地域における学校づくり」「キャリア教育」「国際理解促進」の三つのテーマについて、「連携チーム」を設置する。

　「地域における学校づくりチーム」は、コミュニティ・スクールの推進、放課後支援等の観点から、総合的な地域連携の取組を検討し、推進する。

　「キャリア教育チーム」は、地域産業やライフステージと関連づけ、社会的・職業的自立に向け、必要な能力や態度を育てるための取組を検討し、推進する。

　また、「国際理解促進チーム」は、道内の子どもたちが外国人と交流するなど、国際感覚を養う機会を促進するための取組を検討し、推進する。

　一方、「知事部局・教育委員会連携促進会議」は、知事部局から総合政策部長、総合教育担当局長、政策局参事、教育委員会から教育部長、総務政策局長、総務課法制・行政管理担当課長、教育政策課長で構成。

　個別テーマによる「連携チーム」設置に向けた支援、各「連携チーム」の取組状況の把握・総合調整、知事部局と教育委員会の連携促進方策等に関する意見交換などを行う。

(道・道教委 2015-08-28付)