根室管内小中学校校長会が教育経営研　運営に必要なスキルを　説明、講話通し研鑚積む

（関係団体 2015-09-11付）

根室小中校長会が教育経営研

　【根室発】根室管内小中学校長会（住吉幹城会長）は二日、中標津町内トーヨーグランドホテルで本年度の根室地区教育経営研究大会を開催した＝写真＝。参加者は、昨今の教育を取り巻く状況の説明や、保健所職員の講話に耳を傾け、より良い学校運営に必要なスキルを身に付けた。

　学校運営にかかわる組織・法制上の諸問題を解明し、校長としての職能向上と学校教育の円滑な推進につなげることが目的。管内五市町の各校から四十四人が参加した。

　はじめに、教育情勢の解説と質疑を実施。道小学校長会の尾鷲悦郎事務局次長と眞田均情報部副部長、磯島紀代恵幹事が招かれ、説明を行った。道内外の教育を取り巻く最新の状況について、新聞記事の切り抜きを用いて解説。質疑では、コミュニティ・スクールの導入に向けた全道的な状況を問う声や、管理職不足の解決に向けた他地域の取組や今後の展望を尋ねる声が挙がった。

　続いて、根室保健所保健師の千田ちさと氏が「子どもたちのこころの危機への支援と保健所の役割」と題して講演した。

　千田氏は、思春期の子どもたちから保健所に寄せられる相談の具体例を示しながら、早期から教育機関と連携することの必要性を強調。また、悩みを抱える子どもの声に耳を傾けることや、一人で悩みを抱え込ませないことの大切さを指摘した。

(関係団体 2015-09-11付)