オホーツクで特別支援教育充実セミナー　専門性向上へ研鑚積む　８０人参加し演習や協議など

（道・道教委 2015-10-22付）

オホーツク管内特別支援教育充実セミナー

　【網走発】道教委は十月上旬、オホーツク合同庁舎でオホーツク管内特別支援教育充実セミナーを開催した＝写真＝。管内の特別支援教育コーディネーターなど約八十人が参加。演習や協議を通して、特別支援教育における専門性向上を目指した。

　通常の学級に在籍する発達障がいを含む特別な教育的支援を必要とする幼児・児童生徒の指導や支援の充実に向け、校内研修や個別の指導計画の作成などに関する説明や演習等を通して、各学校における特別支援教育のコーディネーター等の専門性向上を図ることが目的。

　はじめに、オホーツク教育局義務教育指導班の池田英司指導主事が「指導や支援の充実」と題して説明した。特別支援教育に関する国の動きや、道内における通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする幼児・児童生徒の状況を解説。管内における取組としては、湧別町立上湧別小学校を紹介した。

　続いて、道教委学校教育局特別支援教育課学校教育指導グループの神守一志主幹が「校内研修プログラムの活用」について説明。自身の経験を交えながら、通常の学級における特別な教育的支援が必要な幼児・児童生徒のニーズを踏まえた、全体への配慮と個別の支援の重要性などを求めた。

　このほか、「個別の指導計画の作成」「個別の教育支援計画の作成」「学級づくり・授業づくり」について演習・協議を行った。

(道・道教委 2015-10-22付)