道私立中高校協会が理事研等開催　率先して自らを磨いて　新たな経営戦略テーマに講演

（関係団体 2015-11-02付）

道私立中高校協会が理事研等

　【小樽発】道私立中学高校協会（森本正夫会長）は十月二十二～二十三日の二日間、小樽朝里クラッセホテルを会場に、二十七年度理事長・理事・校長研修会を開催した＝写真＝。全道各支部から約七十人が参加。「私学の新たな経営戦略」をテーマに、官民で活躍する四人の講師を招き、講演や講話などを実施した。

　研修会には、全道各支部から七十人が参加。来賓として、道総務部法務・法人局の中村進局長、道議会教育振興議員連盟の柿木克弘会長、小樽市総務部の小鷹孝一部長、後志教育局の武田信吾局長が出席した。

　初日の開会式では冒頭、西岡憲廣副会長があいさつ。「私学の使命は人を育てること。常に率先して自らを磨いていかなければならない」と述べた上で、「少子高齢化など非常に厳しい経営環境が続いている。研修では一つでも多くの成果をもち帰ってほしい」と呼びかけた。

　引き続き、同協会小樽支部の安河内敏支部長があいさつし、「私学に携わるものとして、次世代を担っていく子どもたちに対し、どのようにアプローチをしていくべきかを一緒に考えていける効果的な研修になれば」と期待を寄せた。

　このあと、オチガビワイナリーの落希一郎専務が「余市を素晴らしい町に変える」と題して講演したほか、道総務部法務・法人局学事課の佐藤則子課長が「私立高校の当面の課題について」をテーマに講話。また、二十八年度私学振興に関する要望方針や、二十八年度以降の公立高校配置計画への対応等について報告や提言も行った。

　二日目は、道教委新しい高校づくり推進室の成田祥介室長が「二十八年度以降の公立高校配置計画」について講話したあと、北大公共政策大学院の宮脇淳教授が「少子高齢化・グローバル化時代の新たな北海道」と題して講演。参加者たちは、講演・講話を通じて、資質向上を図った。

(関係団体 2015-11-02付)