制定１０年の「北海道教育の日」　ともに考え歩みを進め　道民運動推進協がイベント

（関係団体 2015-11-04付）

北海道教育の日イベント

　道民みんなで子どもたちを育てる気運を高めようと「北海道教育の日」が制定されて十年。「北海道教育の日」道民運動推進協議会（鎌田昌市会長）は十月三十日、ホテルライフォート札幌で「北海道教育の日第八回制定記念イベント」を開いた＝写真＝。開会あいさつに立った鎌田会長は「北海道に住んでいる子どもたちが明るく元気に、希望をもって未来に飛び立っていけるよう、ともに考え、ともに歩んでいきたい」と決意を新たにし、支援を呼びかけた。

　毎年十一月一日の「北海道教育の日」は、すべての道民が教育に関する理解と関心を高めるとともに、家庭・学校・地域・行政がそれぞれの役割を担い、「北海道の子どもたちは、道民の手で育んでいく」という思いをもって、語り合い、行動するきっかけにしようと、十八年十一月に制定。この日を中心に、毎年、全道各地で様々な活動が展開されており、ことしで十年目を迎えた。

　約百四十人が参加したイベントでは、鎌田会長があいさつに立ち、「北海道に教育の日が制定され、ことしで十年目。この間、協賛団体、構成団体はもとより、地域でたくさんの取組を行っている多くの方々の支援をいただいて、今日に至っている」と感謝の意を示した。

　また、「本道に住んでいる子どもたちが明るく元気に、希望をもって未来に飛び立っていけるよう、ともに考え、ともに歩んでいきたい。これからも引き続き、事業に対しての支援をお願いする」と呼びかけた。

　来賓の柴田達夫道教委教育長があいさつ。教育が大きく変化している中、重要なキーワードの一つは「連携」と指摘した。

　また、「北海道教育の日」の取組を高く評価し、「この取組が未来永劫しっかりと続いて、本道に根ざしていくことを心から祈念する」と述べた。

　このあと、中札内村教委教育長の上松丈夫氏が「中札内村共育の日」の取組について発表。また、「北海道教育の日」制定十年に合わせて実施した「〝教育の日〟に関する市町村教委アンケート」集計結果を事務局が報告した。

(関係団体 2015-11-04付)