全国国立大附属学校連盟副校園長会　支え合って力量向上を　釧路で研究会―全国から２３０人

（関係団体 2015-11-05付）

全国国立大附属学校連盟副校園長会第５２回研究会

　【釧路発】「二十一世紀の教育をリードする附属学校園の在り方」を全体主題に、全国国立大学附属学校連盟副校園長会（髙橋幸子会長）は十月二十二～二十三日、釧路市観光国際交流センターをメーン会場に第五十二回研究会を開催した＝写真＝。全国各地から二百三十人が参加。附属学校園の研究活動や運営などにかかわる研究発表や研究協議を行い、附属学校園運営の充実を図った。

　開会に当たり、髙橋会長があいさつ。「国のモデル校として、地域の拠点校としての役割を果たしているか」と会場に問いかけ、「国の方針にのっとって、求められる方向性はさらに険しさを増すかも知れない」と指摘した上で、「幼児児童生徒の安全安心を守るための危機管理、人事、専門性の維持、保護者対応など、副校長として取り組まなければならない課題は多いが、同じ立場の副校長同士、支え合い力量を高めよう」と呼びかけた。

　続いて、道教育大学の蛇穴治夫学長が祝辞。「国立大学としては、実践的な教員養成のための拠点校として、地域貢献のためのモデル校として、その役割に一層期待するところ」とし、「大学として、附属学校園との関係を一層強めていくとともに、附属学校園の教育環境の整備に尽力していきたい」と述べた。

　全体会では、文部科学省高等教育局大学振興課の柳澤好治教員養成企画室長が「国立大学附属学校の副校園長に期待すること」、猛禽類医学研究所代表で獣医師の齊藤慶輔氏が「野生猛禽類との共生を目指して」と題して講演。事務局が子どもの貧困問題アンケート調査について報告した。

　二日目は、校種別分科会を実施。附属学校園の研究活動や運営などにかかわる研究発表や研究協議を行い、附属学校園運営の充実を図った。

(関係団体 2015-11-05付)