道高校長協会英語部会等が研究協議会　言語教育への理解深化　公開授業、講演等通して

（関係団体 2015-11-12付）

道高校長協会英語部会などが総会・研究協議会

　【函館発】道高校長協会英語部会と道ブロック高校英語科・国際科設置校協議会は十月三十日、遺愛女子中・高校で総会・研究協議会を開催した。道内高校の英語科教員三十七人が参加し、公開授業や講演などを通して言語教育の内容などについて理解を深めた。

　英語科・国際科設置校と一般参加校における言語教育および国際理解教育などに関する諸問題と具体的指導事項に関する研究協議を行うことが目的。

　開会式では、遺愛女子中・高校の福島基輝校長が協議会の目的などを話し、「充実した研修となることを確信している」などとあいさつ。総会では、事業・決算報告や事業案・予算案などの決議を行った。

　続いて、公開授業では二つの授業を実施＝写真＝。英語科三年の「ＣＬ演習」は、ピーター・キーン教諭が指導。英語を聞き取りながら、簡単なプログラミングの技術を学ぶことを目的としている。前時までに、子ども向けプログラミング言語「Ｓｃｒａｔｃｈ」で会話ムービーを作成した。本時ではＦＬＡＳＨファイルに転換し、ＨＴＭＬを使用したリンクを作成して、ほかの人が作成したものを視聴して評価する作業などを行った。

　同じく英語科二年の公開授業「Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ　Ｅｎｇｌｉｓｈ」では天沼愛教諭が指導。十九年から協力を続けている、外国客船函館寄港時の通訳ボランティア活動の中で、生徒が学んだことや体験したことをプレゼンテーションで発表した。

　そのあと、北海道大学准教授の河合剛氏が「アクティブ・ラーニングを取り入れた英語教育」と題して講演。はじめに、マイケル・ジャクソンの『Ｔｈｒｉｌｌｅｒ』を、「ｔｈ」の発音に気を付けて歌う活動を実践した。

(関係団体 2015-11-12付)