道教育大函館校夕陽会が書道展　会員の多彩な作品並ぶ　漢字、詩文など７０点展示

（関係団体 2015-11-11付）

道教育大函館高同窓会夕陽会が第１０回夕陽書道展

　【函館発】道教育大学函館校同窓会夕陽会は五日から六日間、函館市芸術ホールで第十回夕陽書道展を開催した。地元函館や全道・全国で活躍する六十三人の会員と旧母校教官や物故会員の作品約七十点を展示。多くの来場者の目を楽しませた。

　夕陽会では、会員の文化活動を広く社会に紹介するとともに、会員の交流を図るために音楽会、美術展、書道展をローテーションで開催。書道展は、昭和五十三年度第一回開催から数えて十回目となる。

　開会式では、鈴木孝徳実行委員長が開会を宣言したあと、橋田恭一会長が主催者あいさつに立ち、書道展の歩みについてふれるとともに、昨年度の函館校百周年記念「書道・美術展」への協力に謝意を示した。また、「道南、全道、全国の書道界をけん引している会員は素晴らしい。今後とも先輩から後輩へと伝統を引き継いでほしい」とエールを送った。

　続いて、函館市教育委員会の山本真也教育長が来賓あいさつ。「函館市の教育はもとより、文化芸術への貢献に感謝している」と述べ、「多くの市民の方々に素晴らしい作品を観ていただきたい」と結んだ。このあと、関係者がテープカットし、開会を祝った＝写真＝。

　会場には、漢字、かな、近代詩文、篆刻など多彩な作品七十点以上を展示。文化勲章受章者である故・金子賢蔵氏や、十回連続の出品となった神奈川県鎌倉市在住の野澤等平氏の作品などが並び、来場者の目を楽しませた。

(関係団体 2015-11-11付)