小樽市花園小・菁園中が説明会　保護者とともに現状確認　全国学力調査結果の傾向等示す

（学校 2015-11-17付）

小樽市花園小・菁園中が全国学力・学習状況調査説明会

　【小樽発】小樽市立花園小学校（小杉芳博校長）および小樽市立菁園中学校（和田悦明校長）は十月下旬、菁園中学校で全国学力・学習状況調査について説明会を実施した＝写真＝。両校ＰＴＡの共催。保護者や教育関係者など約八十人が参加し、児童・生徒の学力状況や生活習慣について認識を共有するとともに、学校・家庭・地域が連携した学力向上の取組について理解を深めた。

　前年度、菁園中でのみ開催された保護者向けの説明会を、本年度から花園小・菁園中の小中連携事業として実施。また、菁園中校区にある稲穂、入船、緑の各小学校の保護者や教員、地域住民にも参加を促し、小学校から中学校までの九年間を、学校・家庭・地域が一貫して連携できる教育体制の充実を図っている。

　説明会では、はじめに、小杉校長と和田校長が小中連携の趣旨や自校における学力推移、取組状況などを説明。和田校長は「この調査で大切なことは数値ではなく、そこから見えてくる子どもたちの姿。その姿を受け止め、具体的な取組の方向性を考えることが重要になる」と強調した上で、「小中がともに考えていくことは、子どもたちへの大きな支援につながり、家庭教育の一助にもなる」と取組への理解を求めた。

　このあと、各学校の担当者が調査結果を踏まえた傾向や課題、共通点を説明。また、菁園中ＰＴＡが中心となって進めている「スマホプロジェクト」の取組状況についての報告や提言を行い、利用時間に関するルールづくりなど学習状況の改善に向けた家庭での取組を実行するよう求めた。

(学校 2015-11-17付)