建設コンサルの魅力紹介　網走測量設計協会の新規事業　北見工業高で説明会開く―就職のミスマッチ防止

（学校 2015-11-19付）

網走測量設計協会が北見工業高で説明会・ドローンによる空撮

　【網走発】北見工業高校（髙橋豪校長）で十三日、「建設コンサルタントの仕事」説明会が開催された。建設科一年生二十七人が参加。生徒たちは、仕事の説明や橋梁点検車の試乗、測量体験などを通して、「夢のある社会基盤づくりに貢献できる」など、その魅力を実感していた。

　建設コンサルタントの仕事について座学・体験を通して紹介し、将来の地域建設産業の担い手確保・育成を目的に今回初めて実施したもの。網走測量設計協会の新規事業。同校では、二年次における進路選択の参考にするとともに、就職のミスマッチ防止を期待した。

　はじめに、同協会の古谷茂雄副会長（㈱ムラコシ社長）があいさつ。「様々な資格の取得に積極的にチャレンジし、将来、素晴らしいエンジニアになってほしい」と呼びかけた。

　続いて、事業推進委員会の益村公人副委員長（益村測量設計㈱社長）が「建設コンサルタントの仕事」について説明した。コンサルタントの役割について、「アイデアを提供する仕事」と定義付け、土木と建築の違いや、測量調査、設計業務などについて具体的に説明。また、土木施工管理技士など関連する資格も紹介し、「資格は自分の鎧兜になる。ぜひ挑戦してほしい」と取得をすすめた。

　その上で、「自分の力で、社会基盤づくりに貢献できる」「幅広い勉強が業務を通じて可能」「人に喜んでもらえていることを実感できる」などと魅力を語り、進路選択において「自分の夢を描くことが大切」とアドバイスした。

　このあと、屋外に移動し、橋梁点検車の試乗、ドローンによる空撮、測量体験を行った。橋梁点検車には四人の生徒が試乗し、地上七㍍での作業を疑似体験。本物を見るのは初めてという生徒が多かったドローンを使った撮影では、機体の安定性と撮影画像の鮮明さに驚いていた。現場で実際に使われているＧＰＳ測量機による測量体験では、大起コンサルタント㈱の伊藤功社長が自ら指導に当たり、生徒に分かりやすく操作方法を説明。普段できない貴重な体験とあって、どの生徒も興味深げに取り組んでいた。

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網走測量設計協会が北見工業高で説明会・ＧＰＳ測量機の測量体験

(学校 2015-11-19付)