美深小で附属旭川小教諭が授業　指導力向上に向け研鑚　道徳性高める方策などで協議

（学校 2015-11-25付）

美深小で附属旭川小教諭が授業

　【旭川発】美深町立美深小学校（西尾直樹校長）は十六日、上川教育局の協力のもと、道教育大学附属旭川小学校の教員二人を招き、授業実践交流した＝写真＝。附属旭川小の杉浦勉教諭と小山和歌子教諭が来校。両教諭に加え、美深小の藤田陽香教諭による授業や研究協議を通して、両校の交流を深め、教員の指導力の向上を図った。

　同事業は、附属小・中学校と連携した校内研究授業や研究協議等を通して、公立小・中学校における校内研修や教科等の指導の充実を図り、教員の指導力向上に資することが目的。

　この日、三つの交流授業を実施。杉浦教諭が美深小の一年生を対象に、礼儀を主題とした道徳の時間、小山教諭が全校児童を対象とした、リズム遊びや合唱などの音楽を指導した。うち、小山教諭の授業では、楽しみながらも次第にきれいな歌声を響かせていく児童の姿がみられた。

　また、美深小の藤田陽香教諭が特別支援学級で、思いやり・親切を主題とした道徳の授業を行った。

　このあと、児童の道徳性を高める指導体制や指導過程、教材の工夫などについて、研究協議。道徳授業における日常生活の写真提示や、役割演技の効果などについて、活発に意見や質問が挙がっていた。

　美深小研究部長の片井寿望教諭は「附属小の研究大会で参観した道徳の役割演技や全校音楽の指導などを、本校の全教員に見てもらい共有したいと思った。有意義な校内研修となったので、両先生に感謝したい」と話していた。

(学校 2015-11-25付)