地域とともにある学校づくりへ　ＣＳ推進、理解深める　後志局が制度活用説明会開く

（道・道教委 2015-11-25付）

地域とともにある学校づくり推進制度等活用説明会

　【倶知安発】後志教育局は十六日、後志合同庁舎で「地域とともにある学校づくりの推進に向けた制度等活用説明会」を開催した＝写真＝。管内の校長や教頭、教育委員会職員など約四十人が出席。文部科学省担当者がコミュニティ・スクール（＝ＣＳ）制度について説明したほか、意見交換を行い、ＣＳの推進に向け、理解の深化を図った。

　説明会は、学校と地域が一体となって子どもたちを育む、地域とともにある学校づくりを推進するため、先進的な事例や関係法令などを踏まえた講話や参加者との意見交換を通して、各地域における円滑かつ効果的な取組に資することが目的。

　開会に先立ち、武田信吾局長は、人口減少の加速化などが進む中、地域を支える人材としての子どもたちの育成の重要性にふれ、「学校と地域が力を合わせ、互いに信頼し合い、それぞれの立場で主体的に地域の子どもたちを育てていくことが大切」と強調。説明会では、「学校運営協議会の設置に向けた段取りや、教委から任命された委員の学校や地域の課題解決に向けた参画の在り方について学んでほしい」と述べた。

　続けて、文科省ＣＳ推進員で北海道大学学務部長の出口寿久氏が「地域とともにある学校づくり〝コミュニティ・スクールと地方創生〟」と題して説明した。

　出口氏は、制度導入の背景や地域・家庭の学校参加の意義、すでにＣＳを導入済みの地域における取組のほか、成果と課題、今後の方向性などを紹介した。

　このあと、意見交換を実施。参加者はＣＳについての理解を深めた。

(道・道教委 2015-11-25付)