道教委・鶴羽委員が根室管内視察　すてきな大人になって　根室西高でビジネスマナー講話

（道・道教委 2015-11-25付）

道教委・鶴羽委員が根室管内視察

　【根室発】道教委の鶴羽佳子委員が、十七日から二日間の日程で根室管内を視察に訪れた。十八日には根室西高校（元紺谷尊広校長）で全校生徒を前に講話＝写真＝。ビジネスマナーについて説明した鶴羽委員は、食事や電話などのあらゆる場面でマナーがあることを生徒に伝えていた。

　鶴羽委員は、十七日に中標津町立計根別学園と根室市立厚床小中学校、十八日は根室市立北斗小学校と根室高校を訪問して、各学校の授業を参観。根室西高は最後の訪問先となった。

　「ビジネスマナーについて」と題した講話で鶴羽委員は、社会人になるに当たっての様々なマナーを紹介。食事のマナーとして、洋食の場合のワイングラスの持ち方や乾杯の方法、和食の場合のはしの使い方とともに、「上座」の意味などについて解説した。

　「相手のところを訪問する際は、玄関に入る前にコートを脱ぐ」「靴は玄関の真ん中で脱いでそのまま上がり、そのあと脱いだ靴の位置を整える」「お土産は紙袋のまま渡さない」―などとアドバイスした。

　電話のマナーにもふれ、「今の若者は電話をかけて話す習慣がない。社会に出るに当たって、電話には慣れてもらいたい」と求めた。

　最後に鶴羽委員は「きちんとした形のマナーというものが社会にはある。その都度調べ、すてきな大人になってほしい」などと生徒を激励した。

　講話を終え、生徒会長の澤井亨輔君が「初めて知ることができたマナー、知っていたけれど勘違いしていたマナーがあった。社会に出た時には、ぜひ実践したい」などと謝辞を述べた。

(道・道教委 2015-11-25付)