生徒とＡＬＴが異文化交流　札幌市立高校・特別支援学校長会国際教育推進委がワークショップ

（関係団体 2015-11-25付）

札幌市立高校・特別支援学校長会国際教育推進委ワークショップ

　札幌市立高校・特別支援学校長会の国際教育推進委員会（井田圭介委員長）は十四日、市立札幌大通高校で二十七年度国際理解ワークショップ「サークルザワールド」を開催した。市立高校八校から百四十人の生徒とＡＬＴ二十九人が参加。ワークショップを通して生徒たちは、ＡＬＴとともに日本や外国の文化を楽しんだ。

　この取組は、生徒がＡＬＴなどとともに日本文化および多言語・多文化に親しみ、発表するなどの活動を通して、多様な価値観を理解し尊重する態度とともに自ら発信する能力を育成することを目的に毎年実施しているもの。

　オープニングセレモニーやアイスブレイクに続き、異文化交流ワークショップではＡＬＴが自国のダンスや祭りなどを紹介し、生徒は文化について理解を深めた。

　続いて日本文化ワークショップでは、茶道や書道、浴衣着付や弓道、アイヌ刺しゅうなどをＡＬＴとともに楽しんだ。

　海外留学経験のある高校生・教員による留学促進ワークショップでは、生徒はアメリカのポートランド市グラント高校生と交流したこと、教員は自転車で世界一周をした経験などについて話した。

　クロージングセレモニーでは、参加者全員で「ハカの舞」を踊り＝写真＝、親睦を深めた。

　生徒たちは、「ＡＬＴと交流するなどとても貴重な経験だった」「こういう機会があればまた参加したい」などと感想を述べていた。

　担当した市立札幌大通高校の黒宮裕久教頭は「自立した札幌人の育成に当たり、グローバルな視点を身に付ける必要があり、このような国際教育はますます充実させなければならない」と話していた。　

(関係団体 2015-11-25付)