札幌新陽高が学校見学会　自ら未来創る生徒を育成　新たな教育ビジョン宣言

（学校 2015-11-27付）

札幌新陽高学校見学会

　学校法人札幌慈恵学園札幌新陽高校（藤田徳生校長）は二十一日、同校で学校見学会を開いた＝写真＝。新年度に向けて〝より良い未来を自分の手で創る人材〟育成を目指す新たな「新陽」の教育ビジョンを宣言した。

　同校は、創立以来の校訓「自主創造」のもと、〝より良い未来を自分の手で創る人材〟を育成する新しいタイプの進学校へ転換することを決定。

　具体的な方策として、ＬＩＮＥ―１「進学校を目指す」、ＬＩＮＥ―２「アクティブ・ラーニングを導入する」、ＬＩＮＥ―３「国際化を重視、サポートする」の三つの方向性からなる「３ＬＩＮＥＳ改革」を打ち出し、自ら考え答えを導く学びを徹底・実践することにした。

　これらの方向性に基づき、校内予備校の開設やＩＣＴ教育の実施、能動的学習を取り入れた授業展開、アメリカ・グアム島セント・ジョンズ・スクールとの留学提携などを教育活動に盛り込む。

　学校見学会では、札幌慈恵学園の荒井聰理事長が新しい学校の方針や教育活動などを紹介。「札幌新陽高校なら、夢がみつかり、夢が目標になる。その架け橋となり、皆さんの本気に応える学校」と訴えた。

　また、カリキュラム・コース説明や部活動紹介、制服ファッションショーを行ったほか、アグリ（農業）や保育、国際交流など特色ある教育活動を体験できるコーナーを設け、訪れた多くの中学生、保護者が同校の教育の一端にふれた。

　藤田校長は「本校は、新しいタイプの進学校を目指し、三つのＬＩＮＥに基づき、より良い未来を自ら創り上げることができる生徒を育てるため、全力でサポートする。より力を入れ、スピード感をもって取り組んでいきたい」と話している。

(学校 2015-11-27付)