学校保健委の設置促進を　道教委が各教育局長に通知

（道・道教委 2015-11-30付）

　道教委は各教育局長に対し、学校保健委員会の設置促進と活性化を図るよう指導することを求める通知を発出した。

　十九日付の健康・体育課長名通知では、心の健康問題やアレルギー疾患など〝現代的な健康問題〟の解決を図るために、学校保健委員会を設置し、その活動を充実、活性化させることの必要性を指摘。

　道立学校では、必須の委員会に位置付け、小中学校も、道教育推進計画で、二十九年度までに全公立学校で設置することを目標としていると説明した。

　その上で、道立学校に対し、「学校保健委員会の取組の一層の充実、活性化を図る」こと、市町村教委に対し、「学校保健委員会の趣旨を理解の上、未設置の学校にあっては早期の設置に努める、すでに設置している学校にあっては、その一層の充実、活性化に努める」ことを指導するよう求めている。

　そのための留意点としては、①学校保健委員会の活動を進めるに当たっては、学校医や学校歯科医、学校薬剤師などから専門的な指導・助言を受けるとともに、保護者や地域の保健関係機関等との連携を図るなど、問題を解決するのにふさわしい機能的な組織となるよう配慮する②学校保健計画の立案および実施に当たっては、学校保健委員会の意見を求めるよう努める③会議の開催および運営に当たっては、学校保健計画に位置付け、定期的な開催となるよう努める―の三点を挙げた。

(道・道教委 2015-11-30付)