道教委・柴田教育長が教育状況調査　学力向上などの取組評価　岩見沢市南小・美唄聖華高を視察

（道・道教委 2015-12-07付）

道教委・柴田教育長が教育状況調査視察

　【岩見沢発】道教委の柴田達夫教育長は十一月中旬、岩見沢市立南小学校（三角光二校長）と美唄聖華高校（森弘隆校長）で教育状況調査を行った。両校で授業の様子を見学したほか、美唄聖華高では専攻科看護科の一年生六人と面談。「皆さんの勉強と努力は、今後生きていく上で大きな自信になると思う。どうかこれからも頑張ってほしい」とエールを送った。

　道教委では、各管内における日ごろの教育活動状況を把握し、学力向上等の効果的な取組について理解を深めるとともに、教職員にねぎらいと感謝のメッセージを込めて教育状況調査を実施している。

　今回の視察には、空知教育局から松山拓男局長、針ヶ谷一義教育支援課長らが同行した。

　初めに訪れた岩見沢市南小では、一～六年生の国語、算数、道徳など各授業の様子を見て回った。授業後、三角校長との懇談で柴田教育長は「ノート指導や立腰など、きめ細かな指導が学習規律の確立という成果に生かされている」と述べ、校長を中心とした学校改善に努めている現状を評価した。

　午後から訪れた美唄聖華高では、衛生看護科二年生の看護基礎「罨法（あんぽう）」の授業の様子を見学＝写真＝。このほか、専攻科看護科一年生「解剖生理学」の講義を視察した。

　視察後、柴田教育長は、専攻科看護科の一年生六人と面談。進学の理由や学校生活で大変なこと、将来の夢などについて質問した。

　生徒たちは、「寮に入った当初は寂しかったが、同じ目的で頑張れる仲間と励まし合ってきた。先生たちのサポートもあり、毎日楽しく過ごしている」「循環器の診療科のある病院でキャリアを積んでいきたい」などと、将来の目標を話していた。

　柴田教育長は「中学三年生のときに看護師への進路を決めることは立派なことだと思う。ぜひ頑張ってほしい」と激励した。

(道・道教委 2015-12-07付)