空知教育局子どもの生活習慣づくり研修会 望ましい習慣の確立へ 事例発表、情報交流通し研鑚(道・道教委 2015-12-09付)
空知教育局子どもの生活習慣づくり研修会
【岩見沢発】空知教育局主催の「空知管内子どもの生活習慣づくり研修会」が十一月二十七日、ネイパル砂川で開催された=写真=。併せて空知社会教育研究協議会主催の「二十七年度空知管内社会教育関係職員研修会」も当日から二日間の日程で開催。参加した二十六人は、事例発表や情報交流を通して子どもの望ましい生活習慣について考えを深めた。
参加者相互の情報交換、協議を通して子ども朝活事業等における成果を普及するとともに、地域主体となった子どもの望ましい生活習慣の確立に向けた取組の定着を目指すもの。市町教委職員や子ども朝活プロジェクトチーム関係者、学校・PTA関係者など二十六人が参加した。
開会に当たり、空知管内社会教育研究協議会の杉山俊宏会長があいさつ。「ともに研修を深め、考えを共有することは意義深いこと。研修で学んだことをそれぞれの事業に反映してほしい」と研修の成果に期待した。
事例発表では、砂川市教委の尾形由希主事が、砂川市の子ども朝活事業「子どもわくわく体験」の取組を紹介。地域住民と協力して実施した魚取り体験や職場体験の様子を紹介し、「地域住民とともに、地域の特色を生かした取組を今後も展開していきたい」と述べた。
このあと、栗山町教委の尾形行亮主事が「子どもの体力向上を目指した手法」をテーマに講義・演習。誕生から成熟期までの発育率を示す「スキャモンの発育発達曲線」を紹介し、運動神経が特に発達する九~十二歳の期間「ゴールデンエイジ」に運動することの大切さを強調した。
演習では、参加者同士が手をつないで円をつくり、「前」「後ろ」「左」「右」の号令に合わせて動作を行うゲームを実施。「号令の内容と反対に行動する」「号令と同じ内容のかけ声をかけて、反対の動作をする」など様々なルールで体を動かし、汗を流していた。
このほか、瞬発力を高める「構え姿勢」に関するトレーニングを実施。目線を正面に、体幹と脛のラインを平行にするなどの説明を受けながら、参加者は熱心に取り組んでいた。
このあと、ネイパル砂川の小野田年克主幹と青山智恵主事が進行役となり、「子どもとの望ましいコミュニケーションを育む手法」をテーマに演習を行った。
二日目、同日開催されたネイパル砂川・空知地区管内子ども会育成連絡協議会共催の「二十七年度空知管内初級リーダー養成研修会」で参加児童を対象とするアイスブレイクやグループワークを実施。参加者は子どもたちとのコミュニケーションの手法について考えを深めていた。
(道・道教委 2015-12-09付)
その他の記事( 道・道教委)
道教委28年度予算概算要求の基本方針 児童生徒への影響を考慮 効率的・機動的な執行体制へ
道教委は九日、二十八年度予算概算要求の基本方針を決定した。「北海道の未来を拓くグローバル人財」の育成のための事業や、直接児童生徒に影響のある事業、学校教育に直接的に必要となる事業に十分配慮...(2015-12-11) 全て読む
オホーツク局が臨時小学校長会議開く 事実受け止め危機意識を 全国学力・学習状況調査結果受け
【網走発】二十七年度全国学力・学習状況調査結果を踏まえ、オホーツク教育局は七日、北見市民会館で臨時オホーツク管内公立小学校長会議を開催した=写真=。佐藤潤一教育支援課長が管内の調査結果を説...(2015-12-10) 全て読む
オホーツク局臨時小学校長会議 学習習慣確立を一層大事に 大妻女子大教授・樺山氏が講演
オホーツク教育局が七日に開催した臨時オホーツク管内公立小学校長会議では、大妻女子大学家政学部の樺山敏郎准教授が「全国学力・学習状況調査結果を活用した授業改善の方策」と題して講演した。ここで...(2015-12-10) 全て読む
道教委が生涯学習実践支援モニター研修会 より活用しやすい資料に 『手引き』案の改善点など協議
道教委は、七日から三日間にわたって、札幌市内かでる2・7で生涯学習実践支援のためのモニター研修会を開催した=写真=。各管内から十四人の市町村教委生涯学習・社会教育担当職員が参加。学びの成果...(2015-12-10) 全て読む
心の教育推進会議主催研修会 必要なのは自己有用感 旭川日赤病院・諏訪氏がネット社会で講演
「心の教育推進フォーラム兼人権教育指導者研修会」(四日、札幌市内かでる2・7)では、旭川赤十字病院第一小児科部長の諏訪清隆氏が「ネット社会に生きる子どもたちのために~課題と向き合い、今、何...(2015-12-09) 全て読む
心の教育推進会議がフォーラム等 大人と子が話し合いを ネット社会での生き方議論
北海道心の教育推進会議は四日、札幌市内のかでる2・7で「心の教育推進フォーラム兼人権教育指導者研修会」を開いた。パネルトーク「ネット社会でどう生きていくか」では、中・高校生などが「子どもも...(2015-12-08) 全て読む
道教委が特別支援教育課程研究協議会開く きめ細かな指導充実へ 編成・実施、評価などで協議
道教委は三~四日、札幌市内道第二水産ビルで二十七年度道特別支援教育教育課程研究協議会を開催した=写真=。約二百四十人が参加。全体会で文部科学省主催の研修会の内容について共通理解を図ったほか...(2015-12-08) 全て読む
全小・中学校で目標設定 釧路局「体力アタックE―project」
【釧路発】釧路教育局は、管内の子どもたちの体力向上を目指し、「体力アタックE―project」を推進している。管内のすべての子どもが、全国の子どもと同程度の体力・運動能力を身に付けられるよ...(2015-12-08) 全て読む
道研がキャリア教育研修講座開催 授業つながる未来意識し 筑波大・藤田教授が基調講義
道立教育研究所は十一月二十五日から三日間、同所でキャリア教育研修講座を開催した。初日、筑波大学人間系教育学域教授の藤田晃之氏が「学校の特色を生かしたキャリア教育の在り方」をテーマに基調講義...(2015-12-08) 全て読む
道教委・柴田教育長が教育状況調査 学力向上などの取組評価 岩見沢市南小・美唄聖華高を視察
【岩見沢発】道教委の柴田達夫教育長は十一月中旬、岩見沢市立南小学校(三角光二校長)と美唄聖華高校(森弘隆校長)で教育状況調査を行った。両校で授業の様子を見学したほか、美唄聖華高では専攻科看...(2015-12-07) 全て読む