「ほっかいどう学」大学インターネット講座 27年度講座の配信開始 道内8大学が講義―道教委(道・道教委 2015-12-04付)
道教委は、二十七年度道民カレッジ「ほっかいどう学」大学インターネット講座の配信を開始した。北海道の歴史や文化などの「ほっかいどう学」にかかわる内容を、道内八大学の講師がそれぞれの専門的見地から講義するもの。ネットを活用して気軽に受講でき、レポートを提出すると、「ほっかいどう学」の必修単位を取得できる。
道民カレッジは、「北海道の生涯学習の学園」として、道内各地で開講する講座から、興味・関心がある講座を選んで受講し、自分の知識や技術を高めるとともに、学習成果を地域で生かすことができる。
「ほっかいどう学」は、「主体的な学習によって培われた北海道の歴史や文化、自然や環境等の知識や技術を北海道づくりや地域に生かす学び」。
道民カレッジでは、従来のテレビ講座に代わり、ネットの特性を活用して、いつでも、どこでも、何度でも受講できる主催講座「大学インターネット講座」を二十六年度から開始した。
本年度も、道内八大学が参加して実施。各大学の講師が「ほっかいどう学」の学びを重要な柱としながら、それぞれの専門的見地から行う講座をネット配信する。
講座は、ポータルサイト「道民カレッジ〝ほっかいどう学〟大学インターネット講座」で配信中。各講座とも三十分程度にまとめており、パソコンやスマートフォン、タブレットを使い、無料で視聴できる。PDFで閲覧資料も用意している。
また、道立生涯学習推進センター附属視聴覚センターや情報交流広場(まなびの広場)、各市町村教育委員会で、DVDの視聴やレンタルもできる。
カレッジ生は、一講座につき一レポートを提出すると「ほっかいどう学」必修単位一単位を取得できる。
問い合わせは、道民カレッジ事務局(公益財団法人道生涯学習協会、電話〇一一―204―五七八〇)まで。
各講座のテーマと講師はつぎのとおり。
▽「北の電力線を守る~ロボットを使った画像技術の試み」=藤原孝幸氏(道情報大准教授)
▽「子育て支援はなぜ必要か~母親を取り巻く環境と地域の課題」=河野和枝氏(北星学園大教授)
▽「デザイン思考による問題解決入門~新しいアイデアが生まれる環境とは」=浅井貴也氏(北翔大准教授)
▽「〝小さくても輝く村〟づくり~西興部村の挑戦」=木村純氏(北海道大特任教授)
▽「外国曲から始まる日本の学校唱歌~リタが歌いマッサンは驚いた?!」=小野亮祐氏(道教育大准教授)
▽「蝦夷地での日露の出会い~緊張と緩和の交渉」=川上淳氏(札幌大教授)
▽「転ばぬ先の〝筋肉〟~骨格筋を鍛えて健康寿命を延ばそう」=宮﨑充功氏(道医療大准教授)
▽「川が支える北海道の暮らし~北海道の河川の特徴と歴史」=余湖典昭氏(北海学園大教授)
(道・道教委 2015-12-04付)
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