札幌市書写書道教育研究会が文字フェス　書く面白さ、みんなで体感　札幌龍谷学園高書道部がパフォーマンス

（関係団体 2015-12-09付）

札書研文字フェスティバル

　札幌市書写書道教育研究会（会長・追分久子札幌市立真駒内桜山小校長）は一日、札幌市立真駒内桜山小学校で文字フェスティバルを開催した。札幌龍谷学園高校の書道部部員十六人が書道パフォーマンスを披露＝写真＝。児童もパフォーマンスに参加するなど文字を書く面白さを体感した。

　この取組は、同研究会の研究の一環として公益財団法人ちゅうでん教育振興財団の助成を受けて実施しているもの。児童に手で文字を書く楽しさや喜びを実感してもらい、文字を大切にする態度や、書の伝統文化を大切にする心を育むことを目的としている。

　この日、札幌龍谷学園高校の書道部部員十六人が来校。音楽に合わせ、大きい筆や小さい筆を使い、書道パフォーマンスを行った。

　はじめに、二・八×六㍍の紙にきゃりーぱみゅぱみゅの歌詞を音楽に合わせて書き、児童たちに完成した作品を披露した。

　続いて、同校の校歌を書道部部員が書いたほか、歌詞の上に代表児童が「真駒内公園桜山小学校」と書いた。

　また、ドラえもんの歌では、書道部部員の助けを得ながら、児童が「夢」「宝物」などと大きく歌詞を書いた。

　大きな筆を体験した児童は、「小さい筆とは違い、迫力があった」「初めて書いたので楽しかった」などと感想を述べていた。

　真駒内桜山小の追分校長は「同校でも書写学習に取り組んでいるが、今回の活動をきっかけに子どもたちには文字を書く楽しさやもっとやりたいという気持ちを育んでほしい」と話した。

(関係団体 2015-12-09付)