聖夜に向けて曲を演奏♪―上ノ国中吹奏楽部がコンサートに出演、校長バンド「ザ☆グランパ」も登場

（市町村 2015-12-11付）

天野川クリスマスコンサート―上ノ国中吹奏楽部

　【江差発】天の川クリスマスコンサート（実行委主催）が六日、上ノ国町総合福祉センターで開かれた。上ノ国中学校吹奏楽部＝写真上＝と校長バンド「ザ☆グランパ」＝写真下＝のメンバーがそれぞれ出演。マーチの楽曲、Ｊ―ＰＯＰ、アニメ、洋楽などを演奏し、厳しい冬の夜をなじみのある音楽で盛り上げた。ことしで五年目。町民約八十人が来場した。

　上ノ国中吹奏楽部は、顧問とＯＢ・ＯＧを含め全十五人が出演。「ザ☆グランパ」は、上ノ国町での勤務経験のある六人で構成。メンバーは、乙部町立明和小の木村長校長、江差町教委の薮敬指導主事、室蘭市立本輪西小の中塚洋司校長、函館市立宇賀の浦中の山田活美校長、せたな町立若松小の坂内武敏校長、桧山教育局の橋本千明主事の計六人で、コンサートには連続五回目の出演となった。

　前半、上ノ国中吹奏楽部がトランペット、クラリネット、トロンボーン、サックスなどの楽器でマーチやアニメの主題歌などを演奏。サンタの衣装やトナカイの着ぐるみで演奏をする生徒もいた。中盤、ステージから降りて混声三部合唱の歌を披露した。

　最後にアンコール曲『炎と森のカーニバル』を全身の動作を取り入れながら演奏し、客席から大きな拍手が送られた。部長の細川凱君（二年）は「曲の強弱や表現の部分がしっかりとできた」と振り返り、演奏に手応えを感じていた。

　後半、連続五回目の出演となる「ザ☆グランパ」が登場。木村校長は「上ノ国町から音楽の灯を消さないようにしたい。冬を盛り上げていきたい」、中塚校長は「昔、お世話になった地域で演奏ができてうれしい」、橋本主事は「地域を盛り上げるため少しでも力になれたら」と意気込んだ。

　リードシンガーを橋本主事が務め、薮指導主事、中塚校長、坂内校長がギターを演奏。山田校長がドラムをたたき、木村校長がキーボードを弾いた。坂内校長は、サイレントベースによる演奏も披露した。Ｊ―ＰＯＰや洋楽など全十三曲を演奏し、アンコールにも二回応えた。軽妙なトークが持ち味の山田校長は「青春を感じている」と満足げに感想を述べた。

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天野川クリスマスコンサート―ザ☆グランパ

(市町村 2015-12-11付)