札幌市環境局さっぽろこども環境コンテスト　日ごろの実践成果発表

（市町村 2015-12-15付）

さっぽろこども環境コンテスト

　札幌市環境局は五日、札幌エルプラザで「さっぽろこども環境コンテスト２０１５」を開催した＝写真＝。市立小・中学校や高校、児童会館から十三団体が環境に対する実践を発表。西野児童会館環境クラブや西白石小学校、定山渓中学校が各部の最優秀賞に輝いた。

　同コンテストは学校等の実践発表を通して、多くの市民に環境保全活動を広めることがねらい。八年前から実施しているもので、札幌市教委との共催となっている。

　開会に当たり、谷江篤環境局長があいさつ。札幌市がことし三月、三十二年度までに二酸化炭素の量を二年度に比べて二五％減らす目標を立てたことにふれ、「この目標を達成するには、きょう皆さんが発表する取組の一つ一つの積み重ねが大切だと思う。皆さんの取組が周りの人に広がって、大きな輪となり、札幌の澄み切った空気や清らかな水、緑の大地がいつまでも守られていくことを期待している」と呼びかけた。

　このあと、児童会館二館、小学校四校、中学校七校が節電やリサイクル、自然保護の実践を発表。審査の結果、西野児童会館環境クラブや西白石小、定山渓中が各部の最優秀賞に輝いた。

　西野児童会館環境クラブは、畑作りで食物を育て、調理したほか、川にいる生物の観察を行ったことを説明した。

　西白石小は、近くにある望月寒川について調査。今と昔の違いを知るために、地図を使って調べたことや、水質・生物調査、清掃活動に取り組んだことを発表した。

　定山渓中は、「育てて学ぶ森のはたらき」と題して発表。植樹活動やポスターの作成など自然を守る活動に取り組んだことを説明した。

　このあと、札幌の若者のまちづくり参加促進大使の一世一代時代組が、「ぼくらが侍になった理由」と題し、ごみ拾い侍になった理由や、エコ活動について語った。

　受賞団体はつぎのとおり。

▼児童会館の部

▽最優秀賞＝西野児童会館環境クラブ「自分たちで考え、自分たちでやってみる！」

▽優秀賞＝発寒小ミニ児童会館「環境クラブ　ワンダフルハッサム」

▼小学校の部

▽最優秀賞＝西白石小「水辺の楽校～三ヶ年の取組」

▽優秀賞＝緑丘小「環境についての取り組み２０１５」

▽クリック募金特別賞＝百合が原小「みんなで取り組むｅｃｏ活動」、山の手小ボランティア委員会「ボランティア委員会“山小エコプロジェクト”」

▼中学校の部

▽最優秀賞＝定山渓中「育てて学ぶ森のはたらき」

▽優秀賞＝北辰中「カラスとヒトとの共生ｉｎ北辰中学校」、米里中科学部と三学年「科学部三年間の三つの研究と三学年との取組」

▽クリック募金特別賞＝Ｆｕｊｉ　Ｇｉｒｌｓ「受け継いでます　私たちにできるエコ活動」、北白石中生徒会「北白石中学校生徒会のエコ活動」、平岸中「平岸中エコ活動“見える化”節電プログラム」、宮の森中「未来を広げるエコスクール宮の森」

(市町村 2015-12-15付)