札幌市南の沢小が東海大留学生と交流　昔の遊び一緒に楽しむ　スウェーデンの学生９人来校

（学校 2015-12-18付）

札幌市立南の沢小児童がスウェーデン留学生と交流

　札幌市立南の沢小学校（村上裕子校長）は七日、同校で東海大学留学生との交流会を開催した＝写真＝。スウェーデンのヨーテボリ大学の学生九人が来校。三～六年生の児童三百三十人は、日本伝統の遊びを紹介したほか、一緒にゲームをするなど交流を楽しんだ。

　この取組は、外国人との直接の交流を通して他国の言語や文化に関心をもち、国際感覚を養うことを目的として、毎年実施している。

　全体会では、村上校長が「日本の文化や、学校で学習していることを伝えながら、ふれあいを楽しみましょう」とあいさつしたほか、留学生一人ひとりが自己紹介を実施。歓迎の発表では児童がリコーダー五重奏「竹田の子守唄」を披露した。

　このあと、各学年で交流した。三年生はかるたやあやとり、竹馬など日本伝統の遊びを紹介。一緒に遊んだあと、スウェーデンの文化などについて質問した。

　四年生は校内を案内し、特別教室の用途や一年間の学校行事を説明。学習発表会の合唱曲を披露したほか、一緒にゲームを行い楽しんだ。

　五年生は総合的な学習の時間で調べたお米について発表したほか、折り紙や習字体験などを行った。

　六年生は鬼ごっこやだるまさんがころんだなど、日本伝統の集団遊びを実施した。

　留学生と〝色鬼〟を楽しんだ児童は、「オレンジはスウェーデン語でオランジというなど、色を教えてもらった」などと感想を述べていた。

　村上校長は「外国の人との交流を通して、日本とは異なる他国の文化を知り、見方や考え方を広げてほしい」と話していた。

(学校 2015-12-18付)