【解説】成人の日
(解説 2016-01-05付)

 十一日は「成人の日」。ことしも、道内各市町村で同日などに成人式等の行事を実施する。

 道教委が取りまとめた二十八年「成人の日」に関する調査結果(二十七年十一月一日現在)によると、ことしの成人該当者(七年一月二日~八年一月一日生まれ)数は四万八千一人で、対前年比二千二百七十二人減少した。うち、男性が一千百二十二人減の二万四千三百九十人、女性が一千百五十人減の二万三千六百十一人。

 成人式等の参加対象者数は、男性二万四千四百六十七人、女性二万三千八百九十五人、計四万八千三百六十二人。対象者数が最も多いのは、一万七千九百五十六人の札幌市、最も少ないのは三人の神恵内村と音威子府村。

 成人式等の実施日は、「成人の日」前日の十日が百三十四市町村で最も多い。これは、翌日が休日で参加しやすいからという判断による。次いで、一月のうち十・十一日以外の日が三十一市町村、お盆休みに合わせて八月中に行うのが十市町村、「成人の日」当日の一月十一日が四市町村。

 主な行事内容は、郷土芸能やビデオレターのほか、二十歳の決意を書に揮毫(松前町)、未来の自分へメッセージ(今金町)、素焼きマグカップの絵付け(幌加内町)、キャンドルサービス(置戸町)、介護老人福祉施設等への訪問(更別村)などがみられる。

 運営方法は、市町村教委単独が百二十一市町村で最も多く、次いで、市町村と成人式参加者を含む実行委員会との共同が三十八市町村、市町村と青年団体との共同が十一市町村など。

 記念品は、記念写真やビデオ、アルバム、写真立てなど写真・ビデオ関連が九十四市町村で最も多く、未定が三十七市町村、記念品なしが三十一市町村となっている。

(解説 2016-01-05付)

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