道建協・札幌建協１００周年事業　〝赤レンガ〟に思い刻もう　小学生のものづくり体験に

（関係団体 2016-01-25付）

市町村名などを乾燥赤レンガに刻む

　一般社団法人北海道建設業協会（岩田圭剛会長）と一般社団法人札幌建設業協会（同）は、創立百周年記念事業として、「赤レンガプロジェクト札幌」を行う。道庁赤れんが庁舎前庭をレンガ舗装するもので、観光支援事業にとどまらず、子どもたちの“ものづくり体験”も兼ねて共同で企画。小学生などに市町村名を彫ってもらったブロックを一部使用する。

　建設企業で構成する両協会はことし、創立百周年を迎える。それを記念し、記念式典までの間、キックオフ・イベントとして様々な活動を計画している。プロジェクトはその一環となるもので、道庁赤れんが庁舎前庭のインターロッキング部二百七十四平方㍍を景観印象の改善でレンガ舗装で改修する。

　使用するレンガは、地産地消の観点を踏まえ、江別市内のレンガ工場から一万四千個程度を購入。一千百万円の予算を投入して、九月中旬から十月中旬にかけてレンガの敷設工事を行う。

　両協会では、単なる観光支援事業にとどまらず、子どもたちの“ものづくり体験”にも活用しようと企画。市町村名などを乾燥レンガに一部刻むことになり、百七十九市町村分一千七百九十個（一市町村十個）の制作を小学生に依頼する。レンガに彫るデザインは、市町村名（漢字、ひらがな、英語・中国語など）のほか、自治体の紋章、花、鳥、マスコットなどから選定し、デザインを統一する。

　小学生にデザインを依頼する乾燥レンガの配布は、道内十一団体ある地方建設協会を通じて六月に実施。八月にその回収したレンガを焼成する。九月中旬から工事に入り、十月中の完成を予定している。

　なお、小学生には協会から感謝状と記念品が寄贈される。

(関係団体 2016-01-25付)