職能向上・課題解決へ　空知教頭会が実務研修会開く

（関係団体 2016-01-22付）

約１１０人が参加した

　【岩見沢発】空知教頭会（成田将人会長）は八日、岩見沢市内の平安閣で二十七年度実務研修会を開催した＝写真＝。会員ら約百十人が参加。講話や意見交流を通して、教頭としての職能向上を図るとともに、空知の教育の課題解決に向けて研鑚を積んだ。

　研修会は、教頭としての職能の向上、資質を高めるとともに、学校教育推進上の諸課題の解決、空知の教育の創造に寄与することを目標として実施しているもの。

　冒頭、あいさつに立った成田会長は「本年度の総まとめの研修会となるよう、新しい教育の動向や空知の課題解決に向けて研修を深め、各教頭先生の実践や課題をもち帰って、あすの自校における学校経営に生かして」と要請した。

　続いて、来賓として空知教育局の藤田寿香次長が登壇。①授業改善、生活・学習習慣の改善など基礎学力向上に向けた組織的な取組の推進②体力、運動習慣の改善・充実に向けた積極的な取組の推進③いじめ未然防止に向けた取組の一層の改善―の三点を求めた。

　空知校長会の佐藤智幸会長は「学力向上、教育課程の編成を中心に各学校での取組の交流や課題解決への道筋を学ぶ貴重な機会。新年の学校運営に向けてリーダーシップを発揮できるよう、一層研修を深めていただきたい」と呼びかけた。

　全体会では、空知校長会の役員が講話。太田康彦経営部長が「教育課程の改善に向けた取組」、柳館融経営事務理事が「特別支援教育の推進などの先進的な取組」について紹介した。

　続いて、長沼町立西長沼小学校の土谷直樹教頭が「学力向上に関する課題」、月形町立月形小学校の齋藤崇教頭が「教育課程改善に関する課題」についてそれぞれ実践報告した。

　午後の分科会では、児童数百四十人以上・以下の小学校、中学校、主幹教諭分科会の四部会ごとに分かれ、各学校における実践報告に関して討議、発表した。

(関係団体 2016-01-22付)