十勝局が道徳教科化へ研修実施 演習等で教育の質向上を(道・道教委 2016-02-02付)
2日間で約130人が参加した
【帯広発】十勝教育局は一月中・下旬に二日間の日程で、「教育局道徳教育事業」を開催した。十勝教育研修センターに二日間合わせて約百三十人が参集。参加者は道徳の教科化に向けた演習・協議を通して、管内における道徳教育の質の向上・充実を目指して研鑚を積んだ=写真=。
はじめに、十勝教育局義務教育指導班の三浦浩平指導主事が「道徳科の実施に向けて」と題して説明した。
三浦指導主事は学習指導要領改正の趣旨を生かした道徳教育の構想を解説した上で、「特別の教科 道徳」の実施に向けて各学校で行うこととして、①道徳教育の目標の明確化②重点内容項目の明確化③重点内容項目にかかわる具体的な指導の機会、時期の明確化④道徳教育の全体計画および別葉の作成⑤道徳授業の確実な実施⑥道徳の授業における子どもの学習状況の把握―の六つを提示。「新しい道徳を理解するためには現在の道徳をしっかり理解しておくことが大切。これからの道徳科の実施に向けてしっかり準備を進めてほしい」と呼びかけた。
続いて、十勝教育局義務教育指導班の藤森美由紀主査が「道徳教育推進教師を中心とした校内研修の進め方および諸計画の改善」について解説した。
藤森主査は「学校における道徳教育は、道徳の時間を要として学校教育の活動全体を通じて行うもの」と強調。「道徳の時間はもとより、各教科や総合的な学習の時間など、それぞれの特質に応じて、児童の発達段階を考慮しながら適切な指導を行うことが大切」と指摘した。
また、日々の教育活動の中で、効果的に道徳性を養うことができる教育活動を抽出して計画する大切さを伝え、全体計画および別葉や年間指導計画を作成するよう呼びかけた。
このあと、「校内研修推進部会」と「授業づくり部会」に分かれ、道徳の時間を充実させるための校内研修の進め方や道徳の時間のより良い授業づくりに向けて協議した。
(道・道教委 2016-02-02付)
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