道スポーツ推進審議会が第2回会合 次年度の方向性など確認 道独自の体力向上強調月間設定へ
(道・道教委 2016-02-02付)

スポーツ審議会
委員改選後、初の審議会

 道スポーツ推進審議会の第二回会合が一月二十九日、札幌市内かでる2・7で開かれた=写真=。協議事項では二十七年度のスポーツ振興関連施策や次年度以降の方向性を確認。また、二十八年度から、子どもたちの体力づくりに関する道独自の強調月間を設定することを申し合わせた。

 同審議会は、道スポーツ推進審議会条例に基づく知事の附属機関。知事の諮問に応じ審議会を開き、スポーツ推進に関する重要事項の調査・審議が行われる。

 会合は委員改選後初めての審議会。会長に公益財団法人北海道体育協会副会長・㈱エフエム北海道代表取締役社長の宇佐美暢子氏、副会長に北翔大学生涯スポーツ学部の増山尚美教授を選出した。

 会合では、宮川秀明環境生活部長が昨年十月のスポーツ庁発足で、国のスポーツ審議会に高橋はるみ知事が委員に就任したことを背景に、「子どものころから生涯を通じてスポーツに親しむことは心身の発達、健康維持につながる」と健康増進の上から、スポーツ振興の重要性を唱えた。

 また、スポーツを通じた地域活性化の面からも、「スポーツ大会の開催、合宿の受入れなどを行っていくことも重要」と指摘した。

 協議では、選手を講師に迎えるスポーツチャレンジ教室、有望選手発掘・育成事業、道スポーツ表彰のほか、外部指導者を派遣するスポーツエキスパート活用事業、学校体育実技講習会、運動プログラムを提供する子どもの体力向上パワーアップ事業の活動内容が担当者から報告された。

 引き続き、道教委健康・体育課の前川豊志主幹が、子どもたちの体力づくりに向けた道独自の強調月間について報告した。二十七年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査について、「本道の子どもの体力は少しずつ改善しているが、全国と比べ運動の実施時間が少ない。全道すべての地域において、学校・家庭・地域・行政が一体となって、子どもたちの体力づくりを進める気運を一層高めることが必要」と述べた。

 国では体育の日がある十月を毎年、体力づくり強調月間としていることについてもふれ、「本道でも次年度から、国の取組を参考に、道民挙げての運動として子どもたちの体力づくりに向けた取組が展開されるよう道独自の強調月間を設定する計画」「有識者や関係機関から意見をもらい成案化に向けて検討している。二十八年度第一回審議会で具体的内容を示したい」と述べ、今後の日程を明らかにした。

 このほか、二十七年度道スポーツ賞候補者選考についても協議が行われた。

(道・道教委 2016-02-02付)

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