実践成果や課題など協議 道イングリッシュキャンプ成果交流会―道教委(道・道教委 2016-02-03付)
50人が参加した
道教委は一日、札幌市内の道第二水産ビルで二十七年度道イングリッシュキャンプ成果交流会を開いた=写真=。約五十人が参加し、道教委や各市町村が独自に実施するイングリッシュキャンプ等の実践を交流するとともに、実施に当たっての課題について協議した。
道教委が実施している全道六地区のイングリッシュキャンプの実践発表を通して、成果を共有するとともに、市町村独自のイングリッシュキャンプ等の実施に向けた課題解決の見通しをもってもらうために初めて開いた。
冒頭、中澤美明義務教育課主幹があいさつ。イングリッシュキャンプに参加した子どもたちから、「最初は英語を使って話すことが怖かったが、間違ってもよいと思って話すことで、自分の言いたいことが言えるようになった」「参加前よりも英語の自信と実力が身に付いて、留学する意欲が高まった」などの感想が寄せられたことを成果に挙げ、「各市町村においても、イングリッシュキャンプなど、子どもが英語にふれる機会を一層充実してほしい」「これまで蓄積した道教委の運営ノウハウや英語学習プログラムを参考に、各地区の実情に合った活動を展開して」と求めた。
このあと、イングリッシュキャンプやイングリッシュミーティング、独自開催している市町教委の実践を発表した。このうち、十勝教育局義務教育指導班の竹見純指導主事は、ネイパル足寄で行ったサマーキャンプとウインターキャンプの様子を紹介。ALTを中心に行ったアイスブレイクでは、誕生日ごとに並んだり、指定された人数でグループをつくったり、複数人での指相撲を行ったりしたほか、あいさつなど日常会話表現について学んだことなどを示した。
成果として、「高校生ボランティアが、身近な存在で、外国語を使うモデルとして機能し、児童生徒はあこがれの気持ちをもって英語を用いていた」「丁寧に英語の表現について指導したため、自分が伝えたいことを英語でどう表現するのか教えてもらう場面が増えた」と話し、課題として「発表が双方向のものにならなかったりすることからコミュニケーションを意識した活動を効果的に取り入れるべき」「ALTやボランティアを確保することが必要」と示した。
最後に、市町村独自の実施に向けた取組について協議した。
(道・道教委 2016-02-03付)
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