札幌市の28年度予算案 教育・子育て関連の概要(上)(市町村 2016-02-04付)
札幌市の二十八年度予算案のうち、教育・子育て関連はつぎのとおり(金額単位・万円)。
▼子ども未来局
▽子どもの権利推進事業費=五七〇―条例の広報・普及、子どもの権利委員会の開催、まちづくり等への子どもの参加の促進等
▽プレーパーク推進事業費=三〇〇―既存の公園等を活用し、規制を極力排除した子どもの遊び場「プレーパーク」の推進
▽子どもの学びの環境づくり事業費=一、二四〇―不登校児童生徒の受け皿となっているフリースクールに対する支援
▽子どもの体験活動の場支援事業費=三、二八〇―旧真駒内緑小学校の跡施設を活用し、子どもが主体的に様々な体験活動を行う空間を提供
▽少年国際交流事業費=四三五―シンガポール少年交流事業受入十四人、姉妹都市少年交流事業大田広域市に派遣十人
▽新・さっぽろ子ども未来プラン改定費=五六〇―保育サービスの量とニーズに関する需給計画の見直しにかかる調査等
▽(仮称) 子ども貧困対策計画策定関係費=七五〇―(仮称)子ども貧困対策計画策定に向けた実態調査等
▽放課後子ども教室推進モデル事業費=二、三一五―地域が主体となって運営する放課後子ども教室三ヵ所、余裕教室がなくミニ児童会館が当面整備できない小学校において特別教室等を活用する放課後子ども館三ヵ所
▽ミニ児童会館整備費=二、七四〇―新規整備一ヵ所、面積拡充一ヵ所
▽児童会館整備費=一一、一〇三―児童会館の工事一ヵ所、実施設計四ヵ所、解体一ヵ所、基本計画作成四ヵ所、専用面積拡大六十ヵ所
▽私立学校教材教具等整備費補助金=九、一三二―小学校一校、中学校七校、高校十九校
▽私立学校施設整備費貸付金=二、〇〇〇―新規一件
▽社会体験機会創出事業費=二八七―若者の職場体験等の受入先となる企業、地域団体等の開拓
▽中学校卒業者等進路支援事業費=二九〇―中学校の卒業時や高校の中退時等に就職や進学が決まっていない若者に対する相談支援を実施
▽ひきこもり対策推進事業費=七〇〇―ひきこもりに特化した専門相談窓口としての機能を有する「ひきこもり地域支援センター」の運営
▽ひとり親家庭等日常生活支援事業費=八九〇―日常生活に支障がある場合に、支援員を派遣して生活を援助するほか、子どもを対象に学習支援を実施
▽私立保育所等補助金=二二八、三四八―私立保育所等に対し、質の高い保育や適正で安定した運営を確保するために、運営費、人件費、その他経費等を補助
▽私立幼稚園等補助金=五四、〇八九―特別な教育的支援を要する幼児の保育にかかわる教員の人件費や、教材教具・管理用備品の購入費等を補助
▽区保育・子育て支援センター整備費=三八、〇〇一―白石区移転整備、厚別区設計
▽地域型保育改修等補助金=三、六〇〇―小規模保育事業の改修に対する補助。小規模保育A型八ヵ所定員増百五十二人
▽認定こども園整備費補助金=一八四、七九二―認定こども園の整備に対する補助。幼保連携型五ヵ所定員増二百八十八人、幼稚園型二ヵ所定員増四十五人人
▽地域子育て支援推進事業費=四、九二〇―各区保育・子育て支援センター等で子育て相談や講座等を実施するほか、地域での子育て支援にかかる取組を支援
▽さっぽろ親子絵本ふれあい事業費=八八〇―乳幼児健診時に絵本を配布し、読み聞かせを実施
▽都心部常設キッズサロン整備事業費=二、〇〇〇―子育て家庭が都心部を訪れたときに利用できる常設の子育てサロンを開設
▽児童虐待防止対策事業費=九四〇―児童虐待防止、早期発見のための体制強化等
▽スタディメイト派遣事業費=一一〇―児童養護施設入所児童に対する学習支援
▽就労支援コーディネーター派遣事業費=三七〇―施設入所児童等に対する就労支援
▼スポーツ局
▽さっぽろっ子ウインタースポーツ料金助成事業費=一、五〇〇―小学三年生を対象にスキー場を利用する際のリフト料金およびスケート場を利用する際の貸靴料金に対する助成
▽さっぽろっ子ウインタースポーツパワーアップ事業費=一、〇〇〇―市立中学校・高校のスキー学習および市立小学校の歩くスキー体験へのインストラクター派遣
▽運動部活動アスリート派遣事業費=八八〇―市立中学校運動部活動へのアスリート派遣
(市町村 2016-02-04付)
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