日高教育研究所が研究発表大会 教職員の資質向上目指し 実践発表やグループ協議など(関係団体 2016-02-08付)
「わかる・できる・表現する〝日高の子〟の育成」を主題に、研究成果や課題を発表
【浦河発】日高教育研究所(前川綾子所長)は一月二十七日、二十七年度研究発表大会を開催した=写真=。管内の教職員をはじめ、教育関係者ら約八十人が参加。管内の小・中学校における教育活動の向上を目的に、研究主題「わかる・できる・表現する“日高の子”の育成」のもと、研究所員および研究協力員が継続的に実践してきた研究の成果や課題などを発表した。
はじめに、前川所長があいさつ。「日高の教育の課題解決に向けて、研究主題に基づき、所員、協力員で研究を深めてきた。この研究成果を共有し、各学校における研修力の向上や授業づくりに生かし、児童生徒の学力向上につなげてほしい」と述べ、教職員の資質向上に向けた一層の取組に期待を寄せた。
全体発表では、研究所員の平本哲也氏が理論編として、研究全体の構造図や研究主題、研究仮説などの研究概要を説明。研究推進のキーワードを「繰り返し」としながら、言語活動の工夫について「何のための言語活動なのか」「表現と解釈の双方を重視」「言語活動の意義を伝える」などのポイントを解説した。
続いて、研究所員の中島主税氏が実践編として、算数科での授業実践について発表した。
担任するクラスの実情を語りながら、算数への苦手意識が強かった児童たちに向けて、一斉授業や協働作業などの手法を用いながら他教科で苦手を補い、子どもたちの自信につながる積み上げを行ってきた取組を紹介。「児童たちが交流し合う授業が大切」とし、学年に応じた言語活動の重要性を訴えた。
このあと、参加者らは、小学校部門、中学校部門などの各グループに分かれ、研究協力員の実践発表や協議などを通して研鑚を積んだ。
(関係団体 2016-02-08付)
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